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アニメ感想・考察ブログ

BTOOOM!12話感想

ヒミコちゃんさえいればどこでもいいよね。

BTOOOM!最終回12話「絆」感想

 さて、攻撃してきたのはやっぱり平さんでした。

時間は少し戻って坂本たちが伊達さんと交戦している頃でしょうか。
平さんは幻覚を見ます。
息子の柚彦に、妻昭子。
やっぱりなにがなんでも家族の元へ戻りたい。
しかし自分は坂本に裏切られるのでは?
そんな疑心暗鬼の中で、坂本を殺しチップを手に入れようと平さんは思ってしまったのでした。
普通の感覚を持つ人だったら、この思考は仕方のないことでしょう。
誰だって自分が一番大切だし、こんな極限状態に置かれたら疑ってしまうのも無理はない。

 

傷を負ってしまった坂本は、とりあえず廃墟の中へ逃げ込みます。
平さんは草むらから様子をうかがいつつ、爆弾を仕掛けます。
坂本は自分のせいで平さんを不安にさせてしまったと後悔。
なんとアグレッシブなニートだったんでしょう。
坂本は両親を通じて大人が信用できなくなっていたんですね。自分勝手で坂本のことはさっぱり考えてくれないと。
だから前回も「大人の考えることはよくわからない」と言っていたのか。
ニート歴長くて精神的に成長が止まっているのかと思いました。
そんな背景があって、坂本は逆にこの状況で人を信じてみようという気になったのかもしれません。
平さんは1回、トカゲから坂本を助けてくれたこともありますし。
自分のことばっかりだと思っていた大人が怪我をしながらも助けてくれた光景は、坂本にとって衝撃的だったのでしょう。

 

坂本が動けないので、ヒミコは前に立ちふさがりました。
その後ろ姿を見て、ゲーム内のヒミコを思い出す坂本。
直感的に、やっぱりヒミコはあのヒミコだったのだと考えます。
ヒミコはホーミング式の爆弾を手でつかみ、解除スイッチを押すという強引な策をとりました。
しかし確実。
これはゲームをやっていたからこその強みですね。
この2人を敵にして勝てるのはそういないでしょう。

 

平さんは焦ります。
今度はヒミコをターゲットにするも、坂本に見破られてしまいました。
取り乱して逃げ出す平さん。後を追う坂本とヒミコ。
崖を転げ落ちた平さんに、坂本の声が届きます。
曰く、不安にさせて申し訳なかった、もう一度チャンスをくれ、みんなで帰ろう、と。
前回甘さを捨てたと言っていた坂本はどこへ?

 

しかし坂本のまっすぐな言葉は平さんに届きました。
後悔する平さんのところへ、這いよってくるトカゲ。
因果応報や、と平さんは自分に向かってホーミング式をセットするのでした。
うううう、平さん…。誰も悪くないだけにつらいシーンです。

 

坂本たちは廃墟へ戻ります。
これでチップは6つ。
どちらかが死ねばどちらかは帰れることになります。
私を殺して、というヒミコですが、坂本はゲームで結婚していたのがヒミコだと直感したということ、絶対に死なせないと答えました。
流れでちゅーしますが、怖がっているヒミコを見て、思いとどまる坂本。
そこに織田の幻覚が現れていろいろ言ってきても、坂本は一蹴しました。
お前に憧れていない、と気持ちにすることで、ある意味織田を越えられた坂本。
脱出したら改めて交際を申し込むとヒミコに伝えました。
真面目ですね。
でもこの言葉のおかげでヒミコも積極的に島を脱出する理由を得たわけです。

 

一方、日本では機器トラブルが起こっていました。
先輩の独白を聞くに、わざと坂本のためにトラブルを起こしてくれたのでしょうか?
これでヘリジャックすれば帰れるね。
というところで、終わりでした。

 

たぶん脱出しないで終わるんだろうな、とは思っていたものの、なんか中途半端に終わった感じがすごいんですが。
来週普通に13話やりそうな感じ。
まだ原作が完結していないからこれでいいのでしょうか。