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アニメ感想・考察ブログ

マギ14話感想

サブマドが一番前国王に似てる。輪郭が。

マギ14話「アリババの答え」感想

 


モルジアナはすっかり猿を倒してしまいました。
ここで髪がたなびいているモルさん。美しい。
私にできることはここまでです、と王宮を見守るモルジアナ。
いい子です。健気です。すばらしいですね。

一方で、アリババはアブマドと対峙していました。
サブマドも加勢しますが、アブマドに責められ、意気消沈。
国民の人権を売り飛ばすとか言ってた王に、責任とかごちゃごちゃ言われてもねえ。
アリババもイラッときたのか、一喝しました。
そしてサブマドに手を差し伸べ、「兄さんは勇気ある人だよ」と。
使い回しっちゃー使い回しですが、アリババは「勇気ある人だ」と言ってもらえることの嬉しさ、自信、その他もろもろを知っているんですね。
アリババがそれを他の人に言うことで、その人が前に進めればという気持ちからでしょうか。
うーん、いいですね。善意のバトンです。ペイ・フォワードです。

錯乱したアブマドに、もはや兵はついてきません。
自ら剣をとってアリババに切りかかるも、真剣しらはどりの上にビンタまでくらってしまいました。
と、父さんにもぶたれたことないのに!

騒ぎを聞きつけてやってまいりました紅玉ちゃん。
落ち着いた仕草で、皇女然としています。
第8皇女って、おおう。
アブマドが王だと知り、動揺するもそれを表に出さない紅玉。
意外でした。
割と「こんな豚と結婚やだー」ってきっぱり言うタイプかと思ったら、きちんと自分の立場と役割を理解して必死につとめようという性格だったんですね。
好感度アップアップです。

クーデターが起きたことを銀行家から知らされ、紅玉は新王が誰かと尋ねます。
サブマドはアリババを推薦しますが、本人は拒否しました。
王政を廃止し、共和制にする、と。
みんな動揺です。
だから紅玉ちゃんは帰ってください、今までの担保とか借金とか踏み倒します、軍事介入もしないでください、代わりに貿易協定結びましょうと大演説のアリババくん。
アリババの読み通り、紅玉は押しに弱い人でした。
夏黄文は大慌て。
紅玉ちゃんはホントはいい子なんだろうなあ。表情が動くので新鮮ですね。

ついでにシンドバッドと他3人も登場で、アリババに与します。
シンドバッドは6国と同盟を結んでいるんだとか。
ああ、それで7海の覇王なんでしょうか。
同盟のモットーは軍事介入をしない、させない。
そこにバルバッドも加える予定だとか。
結構な力を持つ同盟に、さすがの煌帝国もおいそれとは手が出せません。
おお、シンドバッドは王さまとして本当に優秀ですね。
こうしてバルバッドに恩を売りつつ、煌帝国の勢力も拡大させないとは。
ちょっと穿った見方でしょうか。
同盟がどんなものか詳しいところはわかりませんが、もし経済の協定もあれば不安定なバルバッドを抱え込むマイナス点もあるわけですし。

いきなりのクーデターに、無茶な要求、シンドバッド登場でいっぱいいっぱいになってしまった紅玉は一旦帝国へ帰ることにしました。
ちゃっかりシンドバッドとまた会う約束まで取り付けます。
絨毯に乗りながらうきうきの紅玉ちゃんかわいい。
しかしジュダルを置いていくっていうのが気になりますね。
またなにかあるんだろうか。

場面は王宮へ戻ります。
なんとか帝国をしりぞけられて一安心のアリババくん。
シンドバッドに謝ります。勝手なことをして、と。
話もそこそこに、アリババは民衆の前で演説することになりました。

急に演説上手になったアリババ。
民衆が象人間の死体を避けているのが律儀ですね。
バルバッドは共和制になること、共和制とはなにか説明します。
最初はぽかーんだった民衆も、説明を受けてだんだん乗り気に。
けど王宮兵士たちは仕事がなくなってしまうんですよね…なんとかしてあげてください。
今まで民衆は王政以外の形を知らなかったわけなので、民のことを考えてくれそうな王位継承者アリババに期待していたのだと思います。
それが王政なくても国はやっていけるんだと知ったことで、いい方向に動いていくといいですね。
けど、民衆に交じって演説を聞いているモルジアナさん、きつい目付きをしていらっしゃるのですが…。
どうして?

一方で、忘れていましたカシムたち。
武器屋のまわりに黒いルフが飛びます。
ついでにジュダルとアラジンのまわりにも大量のルフが。
アラジンのルフは鳥のかたちをとって飛び去っていきました。
ジャーファルが慌てていますが、もしや主人公死亡とかないですよね?

カシムは武装して王宮を目指します。
次回、共和制になったと聞いて和解するのか、対立するのか。
たぶん後者かなあ。意固地になっちゃあ人間ダメですね。