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アニメ感想・考察ブログ

新世界より15話感想

覚と早季のペアは安心感があります。

新世界より15話「残像」感想

 


早季と覚は守たちと別れたところへ戻るも、そこはもぬけの殻でした。
ショックな早季ちゃん。
マリアたちに何かあったのかも、と心配です。
覚くんは冷静ですね。
足跡も消えているし、前回の「さよなら」を見ても2人が自発的に逃げたのでしょうか。
この状況、2年前の夏季キャンプを思い出します。
とりあえずそこでぼうぜんとしていても仕方がないので、2人はさらに川を下って守たちを探すことにしました。
ところが早季は焦るあまりか、雪の落とし穴に落っこちてしまいました。

目を覚ますと、木製の小屋にいました。
なんとびっくり、ここはバケネズミのコロニーなんだそうです。
2年前と比べて文明の発達ぶりに驚きです。
ヤカンが置いてあるし、製鉄技術とか、鋳造技術も手に入れたのだろうか。

そこにやってきたのはスクィーラ、改め野孤丸でした。
事情を説明すると、協力してくれることに。
改めて横顔を見るとスクィーラって本当に気持ち悪いですね。
とりあえずは、守を保護してくれたバケネズミを探すことに。

その前に早季と覚は女王への謁見を望みます。
あんだけ恐怖感あったのにもう一度会いたがるって、早季はすごいというかなんというか。
平和脳というやつでしょうか。
スクィーラはなんだか乗り気じゃありません。
無理やり連れて行かせると、ひどい状態の女王がいました。
ここらへん暗くてよくわからん。
説明が前後しますが、スクィーラのコロニーは他のコロニーと合併を繰り返したんだそうです。
で、複数の女王を抱え込むことに。
平たく言えば女王が邪魔になったわけですね。
子どもを産む以外はどうでもいいと、それで結果廃人にさせられてしまったのか。
一瞬だけど手術痕があったので脳をいじったとか、かな…。
おそろしい。
スクィーラは小屋の外で説明してくれました。
本を読んでコンクリートの技術を手に入れたそうです。
女王が錯乱しちゃったなら、種の保存を考えて幽閉するスクィーラは正しいかもしれない。

早季もそう思ったのか、酷いと言いつつそこまで詰問することはありませんでした。
ここ2年前との違いですね。
記憶がなくなったとはいえ瞬の喪失、そしてここ2年の記憶、富子さんとの会話で早季に変化が現れたということでしょうか。

一方で覚はスクィーラに不穏なものを感じていました。
どう考えてもまともではない、と。
ここらへんも2年前と重なります。
奇狼丸はどうしているんだろうか。
覚はバケネズミがミノシロモドキを捕まえたんじゃないかと推察します。
そして人間にとって代わろうとしているんじゃないかと。
若干使い方が不適切ですが不気味の谷にスクィーラたちが入ってきたような感じでしょうか。
早季も覚に理解を示しつつ、バケネズミのやり方も尊重します。
なんにせよ、守とマリアを見つけるまで協力してもらおうということに。

早季は不吉な夢を見ます。
マリア、守との決別。
飛び起きた早季は小屋からも飛び出します。
バケネズミが女王にしたことを人間にもしたら…とか言ってたわりには熟睡ですね。
外には武装したバケネズミがうようよいました。
武装がちょっと進化してます。これも文明の賜物でしょうか。

スクィーラを先頭に、スクォンクのいるコロニーを目指します。
うーん、スクィーラは早季たちをダシにして戦争、あわよくばコロニーを吸収してしまいたい意図を感じますね。
呼びかけもそこそこに、攻撃をしかけました。
やむを得ず呪力でスクィーラたちを守り、コロニーを攻撃します。
久しぶりに攻撃に利用した呪力の恐ろしさを見ました。
早季たちはとことん平和思想を植えつけられているからバケネズミの行動を非難し、否定するけど、一番脅威になりえるのは人間なんですよね。
だからこそ教育委員会も人間を一番恐れているのでは?

あっさり決着はついて、スクィーラは偉そうにお説教。
早季たちが言えば、しぶしぶスクォンクを呼んでくれました。
もうこの時点で早季たちは用無しか。

スクォンクはいい子でしたが、守たちがどこへ行ったのか知らないとのこと。
たぶん口止めされてるのかな。
代わりに手紙を差し出してきました。

次回で守、マリアとはお別れかな…。
町に帰れば命の保証はされるのに。
けど今の守にそれを伝えたって疑心暗鬼になってしまいそうです。