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アニメ感想・考察ブログ

新世界より20話感想

バケネズミにはゾッとしました

新世界より20話「冷たい日だまり」感想

 


追手をどうするか話し合う早季と覚。
落ち着いた覚に比べて、早季は少し動揺します。
そりゃあ死の危険があったらこうなってしまうだろう。
同時に、こんな思いをして死んでいった子どもたちに思いをはせる早季でした。

早季の作戦により、悪鬼を撒くことに成功しました。
でも大ぜいがいるところへ案内させようとするってことは、結構頭が回るんですね。
子どもでは思いつかないだろうから、マリアと守の子どもという線はないか?
それとも誰かに入れ知恵されたか。

森の中を進みます。
ここで富子さんや母や鏑木に言われた「移動手段が水路だけ」の危険性を思い出す早季。
こうやって森を進んでいることを考えると、対策はとらなかったようですね。
疲れた頃、一軒の家を発見します。
ここに咲いていたのはユリでしょうか。
ユリは「純潔」を花言葉としてもちますが、この場面で特に関係はないかな。
キリスト教で言うと聖母マリアを象徴する花ですね。
あ、マリアつながりか?

お邪魔して着替えさせてもらいます。
再出発する頃には日も昇っていました。
太陽の光があるだけで、こんなにも安心するものなんですね。
なんだか希望があるように思えてくるから太陽って不思議です。
そりゃ波紋って強いはずだと変に納得できました。

ボロボロの板きれで水路を進みます。
早季が足を使わなくていいように覚は考えたんだろう。
途中、水面下から衝撃を受けました。
なんかあったらすぐ悪鬼かと思ってしまう。
正体はバケネズミの一種でした。
黒い粉を撒き散らします。
直感で危険を察知した2人はお互いの体を飛ばすことに。
直後、バケネズミは自爆しました。
黒い粉=火薬か。
生物兵器って言うより兵器が生物になったみたいですね。

空中を飛びながら、早季は瞬との別れを思い出していました。
けど顔は思い出せません。
ただ、生きなければと決意します。
そのままひまわり畑に突っ込みました。
月からやってきた瞬の幻覚と別れ、太陽の花のもとへ行ったということか。
ただひまわりの花言葉「あこがれ」「私はあなただけを見つめる」とあるので、早季から瞬への気持ちを代弁しているのかもしれません。

覚ともはぐれ、1人になってしまいました。
ひまわり畑を歩いていると襲撃されます。
悪鬼かと思って逃げる早季ですが、正体は町の子どもでした。
幼い頃の瞬みたいな少年です。
一緒に町へ。

町にもさっきの自爆バケネズミがやってきて大変なことになっていました。
水路を全て封じ、対策しますが早季は不安がぬぐえません。
原爆後みたいな風景になってしまいました。
それでも悪鬼のことを富子さんに伝えるため、早季は全人学級へ向かいます。

富子さんもケガを負っていました。
悪鬼には打つ手なし、との言葉を聞かされ、早季はショックです。
逃げるしかないのか。
さらに悪鬼の噂は他の人の耳にも入ります。
富子さんは自分を残して逃げろと言いました。
渋る早季ですが、富子さんから町を託され、富子さんに付いていた人にも連れられ、鏑木のもとへ向かいます。

うーん、悪鬼からは逃げるしかないんでしょうか。
生きている限り悪鬼におびえなくてはいけないなんて。