YKTM

アニメ感想・考察ブログ

銀の匙3話感想

メガネなしの八軒しょぼくてなんと言ったらいいのか。

銀の匙3話「八軒、豚丼と出会う」感想

 

鶏に続いて次は豚ちゃんの飼育勉強です。
馬鹿にされがちな豚ですが、欧米では最もかしこい動物とされています。
だからジョージ・オーウェルの『動物農場』では指揮をとって人間から独立するのは豚というわけです。

豚は穏やかな見た目に反して生存競争が激しいとのこと。
まずは兄弟の中で順序が決まっていくと。
おっぱいが胸に近いほどよく出る、っていうのはおもしろいですね。
やはり心臓に近いからだろうか。

負け犬ならぬ負け豚になったらずっとその環境に甘えていってしまうんだとか。
受験戦争に負けたっぽい八軒はいろいろと思うところありそうです。
先生グラマーで素敵です。

さて学校はGWで、実家に帰省する学生もほとんどです。
みんな農作業しに戻るんだとか。
寝ても覚めても農業です。

八軒は実家に戻りづらいのか
寮に残って馬の世話です。
そしたらなんと御影ちゃんにデートへ誘われてしまいました。

そうしてやってまいりましたのは帯広競馬場
普通に考えて北海道から東京までほいほい行けるわけないです。
おまけに駒場までついてきて八軒はふてくされます。

馬術部員としてばんえいにやってきました。
仏の顧問先生も今日ばかりは鬼の様相です。

八軒たちは百聞は一見にほにゃららで
見てみることにしました。
今日は御影の家の馬も出てるらしいです。

荷物を引っ張ってがんばる馬たち。
吸血馬かと思いました。
筋肉すごいなー、馬肉っておいしいのかなー
と考えていたら話がそちらの方面へ。
競走馬は成績悪いと食肉にされてしまうそうです。
なんとシビアな。
競走馬って食べられるんですね。おいしいのでしょうか。

競争にこだわる八軒に、その理由を尋ねる駒場くん。
八軒の過去が意外と短いし予想通りでどう反応したらいいのか。
私立に通っていたんですね。

大した理由でもないだろうと断言され、八軒は怒ります。
売り言葉に買い言葉、お互い険悪になったところで御影が助け船です。

御影叔父のところへやってきた3人。
厳しい表情ばかりだった馬がブラッシングされてほわんとしているのは
見ていてうれしいものがあります。

さらに獣医さんのところで話を聞きます。
相川くんを思い出し、獣医に必要なものを尋ねる八軒。
殺す勇気をもてるかどうかだ、と返され
考え込む八軒。
人間のお医者さんでも消防士さんでもなんでもそうですが
命を救いたいという人が一番人の死を目にするというのは
なんとも皮肉なものです。

帰る道々、八軒は馬のお葬式を見、
駒場に暴言はいたことを謝ります。
すると駒場も悪かったと謝りました。
たとえ価値観が違くてもお互い認められたらすてきなことです。

後日、八軒はどうしても八番目に生まれカースト最下位の豚が気になります。
一斉に名前をつけるなと忠告されます。
わたくし実はかつてファームステイをしたことがあるのですが
確かに農家の方は家畜に名前をつけてませんでした。
情が移るといろいろやりづらいんでしょうか。
おいしくいただくことが一番なのかもしれません。

それにしても八軒は実家との関係が悪くなさそうなのに
なぜ家を出たがったのでしょうか。
上の兄弟が優秀で居づらいとか
八軒が勝手に考えすぎている可能性が高いように思います。