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アニメ感想・考察ブログ

銀の匙10話感想

どうしようもなく辛いです

銀の匙10話「八軒、豚丼と別れる」感想

 

相も変わらず豚丼たちの世話をしている八軒。
豚舎に吉野ちゃんがやってきました。
家畜を食べるということを改めて考え直したと吉野ちゃん。
こうして当然としているものを捉えなおすというのは非常に興味深い思索です。

そんなことをしていたら常盤くんが変な勘違いをしていました。
八軒はちょっと御影ちゃんにチャンス出てきたんじゃないですか。

そんなこんなで豚丼の出荷が決まりました。
出荷前は清潔面からエサをもらえないそうです。
八軒は豚丼をじっと見つめ、その肉を買い取ることにしました。
意外と安いんですね。

眠れなかったのか
八軒は翌朝早く豚丼をブラッシングしてあげました。
今までの豚丼を思い返し、あまりにも短い生命に少し打ちひしがれる八軒。
絶対泣いちゃう系の話では感動したくなかったんですが
言いようのない辛さがあります。
それからこれまでそういったプロセスに目をつぶって家畜を消費してきた自らの偽善も思い知らされます。

先生たちも豚丼を買い取った八軒に思うところがあったのか
いろいろなことを教えてくれました。
ここらへん八軒の心情がよくわかりませんでした。
あれだけ悩んでいたのにあんまり淡々としていて。

そして豚丼がお肉になって届きました。
他の人に食べられてしまう前に、八軒は豚丼をベーコンにすることにしました。

多摩子のお兄さんに作り方を教えてもらって、せっせと仕込みをします。
自らの手を使って豚丼をおいしく仕上げました。

後日、豚丼を燻製します。
煙が葬式みたいだなあと思っていたら駒場くんも同じことを思ったようです。
八軒にとっては供養でもなんでもなかったのでしょうが
ただ辛いだけでもなかったんじゃないでしょうか。

最後は豚丼で締めです。
ニワトリ先生はいつも炊飯器持ち歩いているんでしょうか。
多摩子が八軒を友だちと思っていたのが今日一番驚きました。