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アニメ感想・考察ブログ

京騒戯画1話感想

家族のお話なんですね

京騒戯画1話「ある一家の事情とその背景」感想

 

今回は前回0話の背景説明でしょうか。
明恵上人は絵を現実にする能力を持っていたようです。
これなら一休さんに虎を出せと迫られても大丈夫ですね。

さてそんなところで、明恵が描いた古都という黒ウサギが彼に恋をしました。
前途多難なこの恋を応援してくれたのは菩薩さま
彼女の姿を古都に貸してくれることと相成りました。
人の姿と声を手に入れた古都は明恵と一緒に暮らし始め
明恵もそんな古都に魅かれるようになっていったのでした。

え?
あれ?この明恵さんって0話の明恵さんと別人なんですか?
そういえば目の色も赤ですね。

と不思議に思っていたらCM明けですぐわかりました。
明恵上人と古都の暮らしに
人間の薬師丸
絵に描かれて出てきた鞍馬と鬼の八瀬ちゃんが加わりました。
最初に出てきた薬師丸が三男なのは理由があるのでしょうか。
人間だから?それとも鞍馬や八瀬を薬師丸より年上として描いたのでしょうか。
八瀬ちゃんが次女な理由もなにかの伏線?

さて平和に暮らしていた一家は
陰陽師に目をつけられてしまいました。
どうするか悩む明恵と古都。
ここでああいったよく言えば冷静な意見を出せる鞍馬は
かわいそうと言うべきなのか大人だと言うべきなのか。

悩んだ一家は絵の世界へ逃げることにしました。
そうしてできたのが鏡都です。
そこは妖も人もいっしょくたに住む世界
創作者の明恵と古都が世界をまわしていました。
薬師丸は予定調和なこの世界に不安を抱いていましたがどうすることもできません。

古都も不安な夢を見ていました。
菩薩さまとの約束では、想いを遂げたら姿を返すはずでした。
しかし幸せな生活に後ろ髪を引かれ、今までそれを果たせずにいた古都。
そりゃそうでしょう。菩薩さまも菩薩なんだから許してくれませんかね。

結局、明恵と古都は2人で鏡都から去っていってしまいました。
血なまぐさい感じに去っていってしまったようですね。
そうして薬師丸が明恵を継いだと。

そのまま、薬師丸もとい明恵は大きくなり
鏡都の人は変わりません。
明恵って女たらしかと思っていましたがわりと一途なんでしょうか?

さて明恵が夢から覚めると雷が鳴り響いていました。
その1つが塔の上の神社に落ちます。
自分の見た夢と同じ状況に思わず明恵が神社へ駆けつけると
そこにはコトちゃん、阿吽がいたのでした。
昔?のコトちゃんは目の色が茶色だったのに
ここにきたら赤くなってます。
いなくなった明恵上人と同じですね。

コトちゃんは保護者をさがしにきたみたいです。
無意識に両親を求める明恵といい
このアニメは家族離散、そして再会の物語なのでしょうか。
まるでシェイクスピアです。