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アニメ感想・考察ブログ

京騒戯画4話感想

大掃除か

京騒戯画4話「次女と素敵な妖怪たち」感想

 

小さい八瀬に、ぬいぐるみをなでて古都は別れを告げました。
ふーむ、前回鞍馬の回想では古都も明恵上人も姿はなく、ただ空っぽになった家と悲しみにくれる薬師丸、八瀬を見て鞍馬は父母がいなくなったことを悟っていました。
八瀬は母からの別れを告げられて
この違いは何を意味するのでしょうか。
3人の中で父母が去るときに血をみたのは薬師丸だけみたいですね。

さて現在です。
宙を飛ぶ家具やその他いろいろに、コトと阿吽は興味しんしんです。
駅開きといって、年に1回不要なものを捨てる日だとのこと。
しかし鏡都は物が直ってしまう世界です。
要らないものなんて出てくるのでしょうか。
そして捨てたものは鏡都の外の世界へ?
アラタマで壊すと直らないらしいですが、それはコト=神社の仕事と関係あるのでしょうか。

鞍馬もいそいそと駅開きをしていました。
陶芸、やるんでしょうか。
それを見ていたサルのような妖怪が何を思ったのか八瀬の家へ。
クレジットにマネってあったので人真似が好きな妖怪っぽいです。

サルはあろうことか八瀬の大事にしていたカップを駅開きにして流してしまいました。
八瀬大激怒。
京騒戯画の妖怪たちはなんか淡い色合いでいいですね。

妖怪たちがぼろぼろになったころ、コトが遊びにきました。
八瀬の状況を知り、コトはカップをさがしてあげることに。
執事っぽい妖怪ってハンターハンターにも出てきませんでした?

駅開きで放り出されたものはすべて駅の電車の中に集まっていました。
その中からカップをさがしますが、なかなか見つかりません。
なぜそんなにカップへ執着するのか、コトは疑問に思います。

八瀬はいなくなった母との思い出をとても大事にしていました。
なんか…八瀬の回想は誇張が入ってるのでしょうか?
とても明恵上人の生きていた時代にある文化のものとは思えないものがちらほら。
と思いましたが、そういえば古都も上人もある程度は鏡都にいたんでしたっけ。
優しく明るい母が大好きだった八瀬。
そんな母にもらったぬいぐるみは、子どもだったころに鞍馬によって駅開きで外へやられてしまっていました。
それから思い出の品を大事にするようになったみたいです。

結局コトたちはカップを見つけることができませんでした。
しょうがないのでぬいぐるみを外へやった鞍馬から茶碗を譲り受けることに。
すったもんだあって茶碗ゲットです。

しかし八瀬はそんな茶碗欲しくないのでした。
巨大化して暴れまわります。
それを止めようとしたコトのアラタマにぬいぐるみがついているのを見て
八瀬はママの帰還を予感したのでした。

それにしてもこのアニメ「戯画」ってことは風刺を交えてると考えていいのでしょうか。
とすると古都は文字通り古い都であり
時代が変わるにしたがって現代日本にいられなかった、新しい時代についていけなかったために
鏡都という時の経たない世界を作り出したとも考えられます。
本来この世界を作ったのは明恵上人であるはずなのに、今の鏡都では古都のほうが重要視されているのも
母なる大地、故郷として考えられるからかもしれません。
そしてコトちゃんは琴なのか言なのか異なのか。