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アニメ感想・考察ブログ

世界征服11話感想

とんでもない展開になってきました。

世界征服~謀略のズヴィズダー~11話「征服者どもが夢のあと」感想

 

元ネタは「兵どもが夢のあと」、松尾芭蕉の詠んだ句ですね。
本来は「夏草や 兵どもが 夢の跡」となります。
書かれている通り、かつて栄華を極めた為政者たちが去り跡にはただ自然のみが生い茂っているということを詠んだものですが、世界征服を決め、いかなる犠牲を払ってでも進んできたケイトちゃんの後ろにはただ崩壊した文明とそれを飲み込みつつある自然があったという今回の冒頭に被るような気もします。
彼女がそこまでして、文明が崩壊するまでの時間と犠牲を払ってでも成し遂げたい世界征服の先に一体何があるというのでしょうか。

世界征服を決意した時から、成長が止まったというケイトちゃんの体。
この決意した時の文明がウド川超古代文明でしょうか。
とすればケイトちゃんは千何年という時間を世界征服のためあんな小さな体で生き抜いてきたのですね。
また純白だった恰好が黒く染まったのはいつなのでしょうか。
ガラクーチカはよく現代まできれいなままでしたね。

明日汰と蓮華ちゃんは1週間近く逃亡生活を続けていました。
蓮華ちゃんこんなにおっぱい大きかったんでしたっけ…と思ったらくるみが入っていました。

ごはんを食べながら、ケイトちゃんを案じる明日汰。
すっかりズヴィズダーですねえ。

白鷺さんは特別報道官になっていました。
年齢は関係ない、と切り捨てる彼女ですが、いよいよ東京都がお遊びに見えてきました。
ままごと臭くなってきましたねえ。
ケイトちゃんの成長が止まったのは世界征服という野望を果たすため、無用な現実を見ないようにでしょうか。

ウド川文明を捜索するための人員として、ナターシャちゃんは全裸で拘束されていました。
やはりレンゲのような文様の魔方陣はホワイトライトのものだったんですね。
バラバラになったロボ子を見て、呆然とするナターシャ
ロボ子はナターシャが作ったものではないのでもう修復不可能でしょうか…。
ターシャの涙がくるくるということはナターシャ古代文明の産物なんですか?
ついでにナターシャは香織さんを知っていました。
何歳なんだ、と聞いているところから彼女もまた成長が止まっているのでしょうか。

そして吾郎さんは霊安室にいました。
死…?!いや、予告でケイトちゃんが死んでいないと言っていました。
香織ちゃんはヴィニエイラ様を始めから危険視していてそれが原因で椿が死んだとか、吾郎をたぶらかしたとか思っていそうです。
逸花ちゃんが赤ん坊の時にセーラー服ということは香織さん、30代になるのでしょうか。
どうがんばっても見た目と釣り合わないのですが、でもこのアニメは全体的に人物が童顔に描かれていますしどのように考えたものか判断できません。

ケイトちゃんは西ウド川市の市長から援助を得て生き延びていました。
明日汰パパ性格悪いですねえ。
こんな知事に都民は本当について行っているのでしょうか。
そして九州を治めている勢力が気になります。

学校で父母の思い出を語る明日汰。
明日汰の母は家を出て行ってしまっていたんですね。
ということは家を出ていった母が妹を連れて再婚=蓮華ちゃんの両親ということもあり得るのか?
味を感じない父、は明日汰の妄想もいいところじゃないのかと思いましたが
後の展開を見るに当たっている気がします。
明日汰が料理、家事できたのも母が出ていった後の家でやっていたからでしょうか。
あのお父さんなら家政婦を雇いそうでもありますが。

世界、そして人生は自分の好きなように生きていいんだと声高々に叫ぶため自分を笑わなかったズヴィズダーを救うため、明日汰はケイトちゃんの元へ向かいました。
というよりも、1話でケイトちゃんに言った「代わりの奴なんて幾らでもいる」を、彼女が「お前にも私にも代わりはいない」と返してくれたことが明日汰にとっては救いだったのかもしれません。
母さんの代わりは幾らでもいたんだ、というセリフにそこらへんにじみでています。
でも最後に駒鳥さんと呼ぶなんて明日汰くんひどい男です。
やはり彼の中では蓮華ちゃん呼びと駒鳥さん呼びで区別があったんですね。
明日汰なりの、そして蓮華ちゃんなりの決別の仕方でしょうか。

対峙したヴィニエイラと都知事。
なんと明日汰パパは人間じゃありませんでした。
人間辞めなければ政治家なんてできない、ですか。
問題は明日汰パパの人外化が先天的なものなのか後天的なものなのかです。
先天的なら明日汰も人外なのか?
明日汰の妹に鹿羽組のいざこざ、ケイトちゃんの正体、古代ウド川文明、煙の正体など
まだまだ明かされていないことが多くありますが、決着はつくのでしょうか。
あれだけの犠牲を払ってきたケイトちゃんが、明日汰に執着する理由も気になります。