YKTM

アニメ感想・考察ブログ

映画『放課後ミッドナイターズ』感想

上映はだいたい95分くらいです。
内容は学校の都市伝説をあつめた感じのものでした。
要するに動く人体模型とか骨格標本とかプールに住む半漁人(かっぱ?)とかがでてきて、子どもたちを怖がらせようとするもの。(主に人体模型が)

 


とにかく主人公である人体模型(キュンさま)がいいキャラしてました。
ヘタレヘタレ言われつつ実はすごい人?と思わせてからの本当にヘタレだったのは逆に新鮮でおもしろい。
最後まで子ども嫌いを貫き通したのは好感がもてます。
でもなんで顔が全部むき出しなんでしょうか。
人体模型って顔半分普通の人間だったような?
体をいろいろカスタマイズしたり自分の入っているガラスケースを改造したりと発明力はものすごいんだろうなと思います。
結局、ラスボスの「しゃぶり」が生れたのもこの人のせいでしたし。
たぶん映画後には腕から平らな板を出して足にもなんか板をはさむようになるんじゃないでしょうか。
空を飛ぶ時に安定するから。

骨格標本(ゴス)のほうが個人的には好きでした。
紳士だし優しいし策略家だしでおまけに九州弁
「~けんね」っていう言い方がすごく良い。
坂道のアポロン思い出します。

人間の女の子3人はそれぞれ個性的で、無意識に上の2人を振り回すんだけど全く嫌悪感を覚えなかったのはどうしてでしょう。
なんだかんだいって3人ともキュンさまとゴスを慕っていたからでしょうか。
マコちゃんのキャラクターがあるあるすぎておもしろかったです。
「あのね、マコね、この前ねー」っていう話し方から仕草から実際にいそうな感じ。

話の流れでいくと、
3人の女の子が3つの課題をクリアしてメダイ(メダル)を獲得し、願い事を叶えるだけのものですが
そこにキュンさまがちょっかい出したりウサギのホルマリン漬け(シチリア育ち)がギャングったり昔の話が絡んだりと二転三転して息つくひまもありません。
ミュージカルからバイチェイスまで様々なジャンルが楽しめました。
ミュージカルはまんまディズニーだったけど。
CGの合間に入るアニメっぽいのがアメリカのアニメっぽいタッチでした。
ただ画面が目まぐるしく変わって少し酔ってしまいました。

UFO路駐されて困ります!→「嘘だろ。一応レッカーだしてやるか」→後々画面の隅でUFOレッカーされてる
っていう細かい描写がおもしろい。
ただプロダクトプレイスメントがすごい露骨ですよ!