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アニメ感想・考察ブログ

サイコパス4話感想

朱ちゃんレモネードキャンディ好きなんですか?

PSYCHO-PASSサイコパス4話「誰も知らないあなたの仮面」感想

 


なんだか仮想空間です。
くらげ…朱ちゃんってばくらげ好きなんですか。かわいいなあ。
どうやらここはネット世界みたいですね。サマーウォーズのような。
ここでタリスマンと言う人に人生相談している朱ちゃん。みんなに聞かれるの、恥ずかしくないのかなあ。
タリスマンって、お守り、ですか。

朱ちゃんはコウガミを信じていいものかどうか、迷っていました。
一見矛盾しているように思えるコウガミの行動。
ありのままの彼を受け容れてみては? とアドバイスされました。
ログアウトした朱の表情からして、それは難しい様子。

場面変わって、今度はマサオカさんに相談です。
なるほど、マサオカさんの趣味は油絵…と。
ここはマサオカさんの自室でしょうか。執行官それぞれに自室与えられているんですかね。
部屋はおしゃれでした。

深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいている。
何の言葉でしたっけ。聞いたことある。
調べてみたら、ニーチェの言葉でした。
全文は「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」だそうです。
うわー、これすごい伏線になっていそう。
コウガミは深淵の奥底にしか自分の信じる正義がないと思っているんじゃないか、とマサオカさん。
昔は監視官だったような言い草ですね。
怪物を倒すために自ら怪物になることを選んだのだろうか。
最初から揺れている朱ちゃんも危なさそうです。

そうこうしていると姉さん事件です。
非番だというマサオカさんを置いて、朱ちゃんは現場へ向かいます。
今回はとあるマンションの一室で、トイレが壊れているのに何も連絡がなかったから怪しい、とのこと。
トイレ故障を連絡しなかっただけで政府の機関でてきちゃうとか怖すぎじゃないですかーどんだけ管理されてんの。
恐らく部屋の主は殺されているだろうとコウガミさん。
部屋のホログラムを再生すると、現実の家具の位置とズレが生じていました。
まだホログラムを現実化するシステムはできていないらしく、実際の家具を置いて、その上に投影していました。
へーじゃあどんなに雰囲気を変えても、家具の位置は変わらないわけですか。
すらすらと推理するコウガミさん。なるほど、蛇の道は蛇ってことでしょうか。
自分だったら殺したあとこうする、という考えに基づいて推理できるわけですから。
しかしマサオカさん格好いいな。姿がなくても格好いいってどういうことだ。

部屋の住人はアフィリエイトで稼いでいたんだとか。
無職なんていまどきいるんですか、と朱ちゃん
外に出なくても稼げるから、働くのがバカらしくなったんでは? とカガリ
そんな住人が使っていたアバターこそ、冒頭のタリスマンでした。

分析官の分析の結果、遺体の一部が見つかりました。
そうすると死亡時刻とタリスマンの行動時間が合いません。
誰かが成りすましているんだろうということに。
そこで侵入捜査ですよー。

宜野座さんのアバターおかしい。なんでこのチョイスなんだろう。
タリスマンは自分のコミュフィールドを抜けて、スプーキーブーギーというこれまた人気アバターのコミュへ。
スプーキーのコミュはナイトメアというか、ぱみゅぱみゅ風です。
何やってるんだろう、と眺めていたら朱ちゃんがスプーキーのチャットルームへおよばれしちゃいました。
スプーキー、朱の同級生みたいです。同級生の間で朱は有名人だとか。
捜査に協力するわ、とタリスマンにデュエルを申し込んでくれました。場所は六本木のクラブ。
どんな未来になってもギロッポンは相変わらず夜の町ですかー。
朱ちゃんって、真面目ないい子そうに見えて案外したたかだったりしますよね。そこらへんサイコパスと関係あるのだろうか。

クラブの入り口という入り口に人員配置して、朱はマサオカさん、コウガミと潜入です。
バーチャルをリアルに持ち込んで、こいつらどうかしてるぜ! なコウガミさんに、朱ちゃんがキツイ一言。
うーん、やっぱり社会に懐疑的な人は犯罪係数あがっちゃうのでしょうか。それか、横にいる見知らぬ他人全員信じろとでも?
昔、授業で「なぜ社会のルールには従わなければならないのか」という論文を読んだのですが、
その結論が「自分にとってそのルールが不利益なものであれば、従わなくても構わない」ということでした。
でも支配する人たちにとっては個々に判断されては社会生活が立ち行かなくなって困るわけですから、ルールを守る壁として「道徳」を利用するんだとか。
社会生活をするために、私たちは盲目となって「道徳」に縛られ、ルールを守らなくてはならない。
そこで唯一「そのルールっておかしくね?」と提唱できるのが、道徳の外に出ることのできる哲学者なんだそうです。
このアニメの場合、「道徳」が「シビュラシステム」ということでしょうか。

朱ちゃんアバターに扮してタリスマンへ接近を試みました。
くそ、真面目なシーンだというのに…。

ところが変なおじさんが潜入に気づいてしまいました。
話から察するに、タリスマンに成り代わった人を唆して犯罪へ走らせているおじさんみたいです。

さて、犯人取り逃がしてしまいました。
あらら、公安課初めての失態ですね。

一方、犯人側。
スプーキーはアナーキストで通っていた、なのに公安と結びついていたとは、と犯人お怒りのご様子。
アバターのキャラを大切にする犯人なんですね。それでタリスマンも殺したのか。
どうやら犯人にとっては現実<ネットみたいです。

犯人をサポートしているのはさっきのおじさんと白髪の人でした!
この人って1話冒頭に出てきた人でしょうか?
槙島さん的な…。
読んでいたのはジョージ・オーウェルの「1984」ですね。
じゃあやっぱりこのアニメってディストピアなのか…。
もしかして「1984」と同じくサイコパスの世界もアジアが1つの国としてまとまった未来なのか?
そうすると前回疑問だった中国風の街並みとか単語とかが解決できますね。
中国を中心に1つとなったのかも。
あれも思想することを禁止していたから、コウガミさんが「匿名性を現実に持ち込むことは正常かどうか? 正常ではない」と思考することも禁止されているのかもしれませんね。
前々から主張してますが、朱ちゃんも結局はサイコパス世代だから思考しないことに疑問を抱けないんだろう。

ところでマサオカさんのアバター早く見たいです。
まさか執行官はネットにログインするの禁止とかあり得ませんよね?