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YKTM

アニメ感想・考察ブログ

91Days11話感想

これまで91日間、復讐の瞬間まで溜めに溜めてやってきたアンジェロ。ついにやってきた結実の時も、一筋縄ではいきません。

初めて「復讐する自分」に対して懐疑的になるなど、コルテオの死が落とした影はあまりに深く大きい物でした。これまでの7年間はヴィンセントにとっても、アンジェロにとっても「むだごと」だったのかもしれません。しかしその年月はネロが父に認められたくて必死にやってきた7年間でもありました。

最終話かと思ったらまだ残りがあった11話、感想です。

91Days11話「すべてがむだごと」感想

登場人物

アヴィリオ・ブルーノ(アンジェロ・ラグーザ)

…肩痛そう。生き延びることを初っ端から考えていない分、行動も大胆にとれますね。ガンゾには「おまえの部下がヘマしたんだろ」と文句のひとつでも言いたかったでしょう。思惑通りに進んだ分、予想外だった分があるでしょうが、ストレーガに見つかってしまったからにはアンジェロの望む方向へ行くように思えません。

ネロ・ヴァネッティ

…今回だけで父、参謀、右腕を一気に無くしました。というよりもネロが今までなだめすかして表面化させなかった、目をつぶってきたバルベロのアンジェロに対する(嫉妬を理由にした)疑惑が今回のきっかけになったとも言えるので自業自得でしょうか。

バルベロ

…意外と忠誠心のある人物でした。悪魔だとかいう罵倒はアンジェロにしてみれば自分こそ人生を狂わされたと言いたかったことでしょう。

ヴィンセント

…ほっといても死んだ。ラグーザ一家殺しを後悔していたようです。しかし親の因果が子に報い。7年前当時、ガラッシアと通じていたヴィンセントは、現在でガラッシアと通じているガンゾに裏切られたわけです。それにしても、裏切りに勘付いたラグーザを殺した話ばかりで、当時のボスを殺した話はしてませんでした。後悔していないのかどうなのか。

ドン・ガラッシア

…実在の人物みたいなキャラデザでした。10話の裏でアンジェロをファミリーに誘っていたようです。おまえにローレスの街は狭すぎると言っていましたが、アンジェロはローレスというちっぽけな街にこそ、ずっとこだわっていたわけです。今回、アンジェロの立場からすると「そんなこと言われたくねーよ」という言葉をかけられることが多かったです。理解者コルテオがいなくなった弊害でしょうか。

感想

寝不足アンジェロ

周りから見ても異常に思えるほどアンジェロは憔悴していました。おまけにコルテオの幻影まで見る始末。アンジェロにとっては劇場こけら落としまで自分の体力と気力が持てばいいだけの話ですから、なんというか、半分自暴自棄なんでしょうね。そして彼が本当の意味で孤独になったということでもあります。

ガラッシアファミリー

このまま舞台装置としての役割だけで登場しないのかと思っていたらあっさり出てきました。聞いていたよりも穏やかそうな人です。ストレーガは違いましたが。若さゆえの欲でしょうか。そう考えると、ネロやストレーガと同じように欲に燃えるガンゾは精神年齢若いです。

ガンゾの作戦

当日ヴィンセント、ドン・ガラッシアがいる部屋は内側からしか開かないようになっています。そこでガンゾは見張りを手下に殺させ、アンジェロを部屋の中へ侵入させそのままヴィンセントを殺させる。混乱に乗じて主要人物を殺した後、アンジェロは護衛の誰かに殺される。遺体から手紙発見、アンジェロ単独の行動とする…というような作戦を立てたのでしょう。ガンゾにとってはアンジェロがネロまで行きつかなくとも良かったのかもしれません。叔父貴として慕われている彼にはネロを殺すのはたやすいでしょうから。

ただガンゾもこれまで作戦通りにいって浮かれてしまったのか、自分がアンジェロの復讐対象に成り得ることをすっかり忘れています。

ヴィンセントの後悔

ラグーザ家を殺したことへの後悔を語るヴィンセントは、2話でネロと対立していた時の面影もありません。フラテを殺したネロや、コルテオを殺したアンジェロに近いものがあります。

7年前の殺しがするべきでなかったことだったなら、それはアンジェロの7年間と、ひいては人生を否定することにもなります。後悔するくらいならどうしてと言いたいところですが、おそらくヴィンセントの中にもずっと迷いはあったのでしょう。ただ守るべきファミリーがいたので口には出せなかった。それが死を間近にして、ネロという後継者を得てちょろっと漏れてしまったのではないでしょうか。口に出すことで赦されたいという欲も込みで。

しかしヴィンセントは最悪の状態で最期を迎えることになり、救いとはほど遠い状況でした。

復讐当日

アンジェロはヴィンセントの命を奪うことだけで良しとせず、ファミリーを壊滅に導きました。ヴィンセントがラグーザ家よりもファミリーの存続を選んだのなら、確かにファミリーを潰すことこそ一番の意趣返しです。ただアンジェロはただ淡々と作戦をこなしているだけなのでまだクローゼットから出られた感じはありませんね。次回のネロ対決待ちでしょうか。

そしてサブ主人公ともいえる立ち位置のネロは状況に翻弄されるばかりですが、最終回でどのように動いてくるのか。

楽しみにしつつ11話感想終わります。