終末のイゼッタ7話感想
折り返しの7話、魔女という飛び道具を手に入れたのだとしてもエイルシュタットとゲルマニアの力関係は変わっていないのではないかと感じられる今回でした。
魔女の秘密がバレ、ゲルマニアに作戦は筒抜け…と、この先大丈夫なんだろうかと心配になる7話感想です。
終末のイゼッタ7話「ソグネフィヨルド海戦」感想
舞台
今回舞台はブリタニアへ…と思ったら旧ノルド王国ブレーゲン沖だったりソグネフィヨルドが出て来りと、北欧もまとめちゃえ的な出番でした。ノルド王国はスカンジナビア半島に位置し、現実世界で言うとノルウェーかスウェーデン当たりでしょうか。国名の由来は「古ノルド語」からですかね。
ソグネフィヨルドは実在する地名?というかフィヨルドで、ノルウェー西部にあることからノルド王国はノルウェーと考えてもよさそうです。旧、とついていることから今は王国としての体を成していないようなので、ゲルマニアに支配されているのでしょうか。
またテルミドールもゲルマニアから逃れ、ブリタニアで臨時政府を立ち上げているみたいです。この将軍は将来名前を冠した空港が作られそうですね。
アトランタ合衆国は参戦していないことが確定しました。議会と国民が乗り気じゃない、というのは史実と一緒です。ここに真珠湾があってアメリカ世論はグッと参戦へ傾きます。やっぱりアジアはないものにされてるのでしょうか。全部ヨーロッパの植民地化しているのか?
登場人物
イゼッタ
レイピア。空中戦よかったのですが、あの防御力低そうな衣装が心配でなりません。
フィーネ
お留守番。不安な気持ちを他国首脳陣の前で見せないのはさすがです。
バスラー
ゲルマニアのフォォォなパイロット。熱くなると暴走してしまうところがあるようです。
グローマン
イゼッタを手伝ってくれたブリタニア空軍の人。言っていることが本当ならノルド王国にルーツを持つようです。目のアップで絶対怪しいと思ったのですが、どうなのでしょうか。
感想
ブリタニアでのお披露目
相変わらずアピールがうまいです。エルヴィラの企画でしょうか。他国にプロパガンダ繰り返しているというのがバレバレなのは折り込み済、次段階として「魔女(とそれを保持するエイルシュタット)はあなたがたにとって利をもたらしますよ」というアピールをするためのブリタニア出張でした。
待ち伏せ
イゼッタ達の作戦はゲルマニアにバレてしまっていました。誰が情報を流したんでしょうねぇ…。
さらに言ってしまえばゲルマニアはイゼッタの弱点をあぶりだすために今回の作戦を実行していたので、負けることまで計画通りです。
ブリタニア海軍
ベルクマンは、今回イゼッタに撃沈させた艦を指して、「次はブリタニア海軍に沈められていただろう」というようなことを言っていました。イギリス海軍といえばかつては世界一を極めた軍隊です。ブリタニアも同様なのか、ゲルマニアが警戒するに足る存在ではあるようですね。ほいほい敵国の水域を行ったり来たりしたら沈められるでしょう、という基本的な考えなのかもしれませんが。
エイルシュタットとゲルマニアの力関係
イゼッタがフィーネについてから何となくエイルシュタット優位のように感じていましたが、そんなことはないのだと突き付けられたような話でした。今のところ、ゲルマニアは
- イゼッタの秘密を知っている
- 魔女2号?を持っている
- 白き魔女伝説の秘密がエイルシュタット旧城にあることを知っている
- 戦力は圧倒的に上(作戦次第ではイゼッタを撃ち落すこともできそう)
と、さすがは強豪国です。半分くらいベルクマンの功績ですが。
フィーネも戦力では敵わないことを十分知っていて、その上でイゼッタを頼るしかないことのやるせなさも感じているらしいものの、まさか弱点が短期間で暴かれてしまうとはつゆほども思っていないでしょう。
窮鼠猫を噛むとは言いますが、ひとかじりでエイルシュタットは終わってしまうのか、気になりつつ感想終わります。