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アニメ感想・考察ブログ

リトルウィッチアカデミア2話感想

本格的に始まった魔法学校での生活。

そんな中でアッコと、その対極とも言える存在ダイアナを介してそれぞれのキャラクターを描写したような話でした。

そして1話ではアッコの視点でしか語られなかったシャイニィシャリオが魔法界においてどのように扱われているのか明らかになった回でもあります。

やはり王道ものは見ていて気持ちがいい2話、感想です。

リトルウィッチアカデミア2話「パピリオディア」感想

舞台

ゴブリン

清掃員ほか、用務員的な働きをしているゴブリンが随所で描かれました。ランプを持っていたのもゴブリンの一種でしょうか。だいたい悪戯好きとか邪悪な存在として描かれることの多いゴブリンですが、このアニメでは実に善良そうです。

ピタゴラス宇宙論

授業の一環で出てきました。ピタゴラスと、ピタゴラス教団が存在した世界なわけですね。ピタゴラス古代ギリシアの哲学者です。このことやルーナ文字(たぶんルーン文字が元)の授業を見てもこの世界の魔女はヨーロッパ周辺が主流なのでしょうか。アジア圏の呪術師なんかはまた別の扱いなのかもしれません。

しかし魔術の基礎をピタゴラス(男性)が作り上げたのなら、魔法使いは女性だけというわけでもないのかしらん。

ジェニファー記念樹

ジェニファーで魔女と言うと「魔女ジェニファとわたし」が思い浮かびますね。あれは感受性の強すぎる少女ジェニファが普通の少女エリザベスに救われる話でした。

それはさておきジェニファーはケルト語由来の名前です。すごく魔女っぽい。

登場人物

アッコ・カガリ

コミュニケーション能力良。お勉強ができるというわけでもなさそうですが、ルーナノヴァ初の日本人生徒っぽいですね。魔法はヨーロッパ中心の文化のようですし、呪文の発音に自信を持てないのも日本語ネイティブだからなのか。しかし日常会話くらいは英語でこなしているのかしら。アッコすごい。

スーシィ・マンババラン

研究者肌。好きなものはとことん追求するタイプですね。彼女みたいな子がアッコを心配する情を見せたりするとグッときます。

ダイアナ・キャベンディッシュ

優等生。ダイアナは月の女神ディアナからです。同じく月の女神ルーナとの関連も高いことから「ルーナノヴァの誇り」と言われるのも納得。キャベンディッシュはイギリスの名高い貴族の名前で有名です。日本で言うと西園寺とかそこら辺の感じでしょうか。

アッコたちに助けられながらも、1人孤独に自分の無力さをかみしめているところがいいですね。

アーシュラ先生

ダメ先生でした。魔女としては有能という感じでしょうか。彼女がシャイニィシャリオだということはどれだけの人が知っているんですかね。校長先生は知っているとして、フィネラン先生は微妙なところ。

アッコの個人指導を名乗り出たのはロッドを取り戻す/監視するためなのか、才能を見出したからなのか。

感想

アーシュラ先生の個人指導

アッコの知らないところでそんな話が進んでいます。彼女は気付かないでしょうが、まさかの憧れの人から個人指導をしてもらえるとはうらやましい限りです。シャイニィシャリオの魔女界における評価がダイアナの言う通りだとして、唯一?擁護してくれたアッコに先生も思うところがあったのかもしれません。

シャイニィシャリオ=見せものの魔女

そもそもシャリオはなぜ魔法ショーを始めたのか?という疑問が出てきます。サーカスのように集団でやっていたというわけでもなさそうです。活動期間も1年かそこら?

アーシュラ先生の性格を見ていても金目当てには見えません。もし魔女家系ではない人間も入学を許さなければいけないほどルーナノヴァ、ひいては魔女界が衰退しているとしたら例えば広報目的でやっていた可能性もあるでしょうか。アッコが入学してきた時点でその目的は達成しているかに見えますが、であればますます10年前に活動を止めてしまったのが不思議になってきます。

シャイニィロッドを使える条件

アッコはシャイニィロッドをいつかシャリオに返すつもりで保管しています。が、隙あらば使う気満々。しかしロッドを使えるには何かしら条件があるようです。今のところ、

1:空から落ちる、始業式に遅れるというダブルで切羽詰まった時

2:サナギがパピリオディアだとわかった時

共通点がよくわかりません。アッコの中の「信じる心」が溢れた時?

そして、例えばアッコ以外の、アーシュラ先生を含めた人はロッドを使うことができるのでしょうか。