リトルウィッチアカデミア9話感想
初めて魔法(魔女)に肯定的な人物がアッコ以外で出てきました。
その発言主が故人であり、しかも魔法全盛期だった頃存命の人物だったのはしょうがないことです。が、彼が墓から生き返ったように魔法も再び生き返ることができるのではないでしょうか。
リトルウィッチアカデミア9話「ブライトンベリーアンデッド紀行」感想
舞台
アミュレット
まま「お守り」の意味です。ファンタジー好きには頻出の単語ですね。
LWA世界では特に魔法をかける必要はなく、大事に思うものがそのままアミュレットになるようです。
魔法黄金期
産業革命前まで。機械などが出てくる前なので、一般人も魔法に頼り、魔女はその助けをし…とうまく共存できていたみたいです。駆け落ちとはいえ、校長家のように一般人と魔女のカップルがいたのもその証拠でしょうか。しかし校長は一体何歳なのか。
登場人物
アッコ・カガリ
今回は振り回される側に。ルールは破るものと思っているアッコも、修復魔法を使えるようになっているなど技術面で成長が見られます。
ロッテ・ヤンソン
けっこう機転がききます。アッコと一緒にどたばたしているのかわいいなあ。
スーシィ・マンババラン
ブレなさすぎる。彼女の冷静さというか、ある種の空気読めなさは場の雰囲気をしんみりさせすぎずいい感じです。
校長先生
普通に解釈すれば200歳オーバーなんでしょうか?ミランダは「非凡な」という意味を語源に持つそうですが、魔女でミランダといえばシェイクスピア「テンペスト」に出てくる魔法使いプロスペローの娘ミランダです。校長先生の場合は、父が魔法使いでなく一般人のほうでしたが。
ホルブルック氏
骸骨。鐘つきなのに兵士の恰好をしていたのは戦争に行った先で亡くなったからですかね。産業革命前あたりというと英蘭戦争とか七年戦争あたりでしょうか。妻と近くに葬られていないことからも、もしかして校長先生は父の遺体すら目にしたことがなかったのかもしれません。それとも一般人だから同じ墓地には入れられなかったのか?
魔女以外で、というよりアッコ以外で魔女のこれからを祝福してくれたのは彼が初めてではないでしょうか。魔女は叡智の象徴、人類の誇り。そう言ってくれる父が身近にいたのなら校長先生が未だ魔法界の現状にあまり危機感を持てないのも、仕方ないことです。黄金時代を自分で見ちゃってるんですもんね。