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アニメ感想・考察ブログ

リトルウィッチアカデミア14話感想

2クール目ということでアッコたちも新学期。新しい先生のとんだマッチポンプで始まった新展開ですが、行先は大丈夫でしょうか。

新先生に比べたらダイアナの幼さがかわいかった14話感想です。

リトルウィッチアカデミア14話「ニューエイジマジック」感想

舞台

魔導石の仕組み

ものすごくシステマチックに魔導石の力の源だったりが説明されました。レイラインから魔力を吸い上げていたのですね。ということはレイラインにいれば魔法使い放題?

塩分を嫌うレイラインですが、魔力も同じなのでしょうか。

登場人物

アッコ・カガリ

アーシュラ先生のことも思い出してあげてください。彼女のわけ隔てない優しさっていうのは、見ていて気持ちのいいものです。そしてダイアナと自分の身分格差に思うところがなかったわけでもないのですね。

ロッテ・ヤンソン

妖精の通訳。こういう個性というか、長所を活かした展開は大好きです。そもそも魔女って妖精たちと意思疎通できて普通なのでしょうか。魚TOEICがあるくらいなので人によって得意不得意はあるんですかね。他にもアーシュラ先生が確か妖精と会話していました。

スーシィ・マンババラン

きのこ使いが上達している。なんだかんだと、アッコのためにスープがおいしくなる魔法をかけてあげたり優しいです。

ダイアナ・キャベンディッシュ

アッコが気になって仕方ない。今回はレジスタンスとなったアッコにタジタジでした。が、こんなことをしている場合なのか?との反論はその通りです。いつだってダイアナは正しいのですが、それでもアッコの言葉にたじろいでしまうあたりがクロワと違って子どもらしくてかわいいです。彼女がクロワの現代魔法をどう評価しているのかも気になるところ。

クロワ・メリディエス

クロワ=十字架(仏語)、メリディエス=南(ラテン語)。フランス人かしら。

アーシュラ先生が北斗七星を何かともじっているのに対して、クロワ先生は名前の通り「みなみじゅうじ座」をモチーフとしているのでしょう。星座の位置からしても正反対にある2人には何がしかの因縁がありそうです。アッコとダイアナの関係と被せてくるでしょうか。

感想

クロワの狙い

今回、諜報機関のごとく工作員を送り込んで自分の発明を他の先生方に認めさせたクロワ先生。彼女の狙いは何でしょうか。助成金で研究を進め、最終的に機械と魔法の融合を目指しているのでしょうか。

何より恐ろしいのは、ガチガチの保守派だったルーナノヴァ教師陣がクロワの魔法を認めてしまったことです。守る対象が旧来の習慣からクロワの魔法に変わっただけなので、今度クロワの魔法に欠陥や代償を伴うと判明しても教師陣が柔軟に対応できるはずがありません。きちんと理解した上での保守は考え方のひとつなので全く構わないのですが、古代ドラゴン語が読めず存在しない利子を払い続けたこの教師陣のことです。不安しか感じません。フィネラン先生が最後の砦となるのでしょうか。

かといってクロワが魔法界を破滅に導こうとしているかというと、今の時点ではそう見えません。また違ったアプローチで魔法界を存続させていこうとしているのではとすら思えます。

前半で魔法の衰退と科学技術の躍進を描いていたこのアニメにとって、クロワの方法は魔法を殺さず次代に繋いで行く理想的な方法です。こういう文章を書いていると「昭和元禄落語心中」の最終話、与太郎の最後のセリフを思い出しますね。LWAの魔女は伝統芸能にたとえられてましたし。落語心中のほうが与太郎を通して落語(と、それを取り巻く人間)を祝福して終わったのに対し、リトルウィッチアカデミアはどう結末をつけるのか、楽しみです。