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アニメ感想・考察ブログ

少女☆歌劇レヴュースタァライト感想

2.5次元ですが観てきましたので感想です。

王道ストーリーはとってもいいですね。

少女☆歌劇レヴュースタァライト‐The LIVE‐#1@AiiA2.5シアターTokyo感想

 3日間とも当日券があるとのことで、2回抽選落ちてる身としては内心穏やかではなかったですが、実際はほぼ満席でした。

後先を考えず十二夜(4,000円)を見に行ったせいでパンフレットが買えなかったものの、観劇した範囲内でキャラをまとめてみます。

登場人物

愛城華恋(演:小山百代)

王道的主人公。イメージカラーはRED(赤)。いつかひかりちゃんと共に舞台でスタァになる夢を見ながらも、授業にはそれほど熱心ではない様子。本番じゃないと身が入らない天才タイプっぽいですね。

クラスの中ではルームメイトのまひるちゃんと仲良し。他、ひかりちゃんは演劇の道に進む理由にもなった幼馴染です。たださすが主人公、百合的に見て全方位にいけそうなポテンシャルを感じます。

演者は小山百代さん。声優としても活躍しているそうですが、出演歴を見ると舞台メインの方のようです。華恋同様、彼女も華のある方でした。舞台上にいるとつい目で追ってしまいます。

神楽ひかり(演:三森すずこ

戦隊モノでいうブラックポジション。イメージカラーはBLUE(青)。華恋と共に舞台へ立つことを夢見るも、自身には圧倒的に足りないものがあると知ってしまう。真っ先に華恋のきらめきを知り、奪われてしまったのは彼女だったのかもしれません。最初のコロスとの戦闘で学んだ(とうそぶいた)ことを最後に身をもって知るのはいい伏線でした。

華恋ちゃんとは幼馴染で演劇の道に進む理由。純那ちゃんとは殺し愛。今後まひるちゃん、真矢ちゃんなんかとも仲良くなれそうな気がします。

演者は三森すずこさん。みもりん顔ちっちゃくてめちゃんこかわいかったです。みもりんのロリ声まで堪能できて最高です。

天堂真矢(演:富田麻帆

超のつくほど完璧主義。彼女は両親が芸能関係なので単純に言えば2世になりますね。イメージカラーはWHITE(白)。いわゆる、慢心しない天才というやつでしょうか。レヴューを経てまさかの「死にゆく者こそ美しい」理論にたどり着くとは思いもよりませんでした。

クロディーヌちゃんとは犬猿の仲というか、ツンツン同士というか。ひかりちゃんとは決闘からの和解でどの時系列とってもおいしい感じです。

演者は富田麻帆さん。多岐にわたるご活躍をされていますが、ミュージカルに多く出演されているようです。ビアンカ。彼女の伸びやかな歌声は非常に心地よかったです。キャラ設定に負けていないのがすごい。しかし殺陣の時にちょっと足開きすぎじゃないですかね…意味もなくソワソワしてしまいました。

星見純那(演:佐藤日向

優等生で学級委員長。真矢様が演劇の天才としたら、彼女は努力の天才ですね。スタァライトはみんな良い子ちゃんです。イメージカラーはLIGHT BLUE(水色?)。両親の反対にあいながらも演劇を目指す意思の強い一面もあります。シェイクスピアの引用を好む一面を見せてからの最後は非常に彼女の成長が見てとれました。

ひかりちゃんとは殺し愛。

演者は佐藤日向さん。子役からの方のようです。ラブライブ!サンシャインにもライバル・セイントスノーの妹役で出演されていました。役柄とはいえ、憧れのμ’sの1員と共演を果たすとは…。

露崎まひる(演:岩田陽菜)

触覚つきの子。イメージカラーはLIGHT GREEN(黄緑)。引っ込み思案なところがかわいいです。声がすごくかわいい。

華恋ちゃんのルームメイトで、ひかりちゃんに彼女を取られたくないと思っている…のですが、最後はちょっと変わってしまいましたね。まひるちゃんにとっては良いことだったのですが…。

演者は岩田陽菜さん。彼女も舞台が多いですかね。まひるちゃんの引っ込み事案なところや奥ゆかしさの表現がとても巧みでした。

大場なな(演:小泉萌香)

とっても優しい。あだ名はばななちゃん。イメージカラーはYELLOW(黄色)。孤独ゆえに、過去のすばらしい舞台にしがみついてしまいます。

物語のクライマックスで華恋ちゃんの味方をしたのは彼女が1番でした。

演者は小泉萌香さん。やはり舞台が主ですね。手足が長くすらっとしていて、二刀流が決まってました。

西條クロディーヌ(演:相羽あいな

ハーフ。ザ、お嬢様。イメージカラーはORANGE(オレンジ)。彼女もやはり天才か…の部類です。

真矢様をずっとライバル視していたようです。逆に言えば彼女にとらわれているとも。ひかりちゃんにはほっぺちゅーをかまします。ハーフの特権ですね。

演者は相羽あいなさん。声優としてご活躍されています。どっかで見た名前と思ったらバンドリのゆきなさんではないですか。

石動双葉(演:生田輝)

ボーイッシュな女の子。けんかっ早い。こういう子が女子校にいると嬉しい。イメージカラーはPURPLE(紫)。

香子ちゃん至上主義。でも表面上は暴言を吐くという、なんともおいしい関係性を持っています。

演者は生田輝さん。ご自身もスポーツ万能っぽいです。着物がとても似合ってました。

花柳香子(演:伊藤彩沙)

京ことばのいけずちゃん。イメージカラーはPINK(桃色)。こういうキャラ好きです。

双葉ちゃんを自分の従として見つつ、実は彼女がいないと何も出来なさそうなところがいいですよねえ…。

演者は伊藤彩沙さん。同名でバンドリ!に出演されてましたね。全然キャラが違います。今後バンドリと両立していけるのか…?と余計な心配をしてしまいます。

感想

 劇場は全部で800席ほどだったでしょうか。席の位置のせいか、シャラランなどの高音SEが耳に痛く少しつらかったです。

1部のミュージカルは1時間15分ほど、2部のライブは30分ほどでした。

舞台はおおよそ2時間ほどやるものが多いので、それに比べると多少短く感じました。話も、もう少し時間があれば掘り下げられた部分があるのではないのかなと。それでも歌で短く上手にそれぞれのキャラクターの背景や人柄が表現されていました。描写不足という感じもありません。ミュージカル初心者にも優しいコロスの解説もあって観やすかったのではないかなと思います。ただコロスは通常使われるような意味合いとは違うようになっていますが。

キャストの皆さんは歌唱力抜群でした。生観劇の醍醐味ですね。

ライブはコール無し。公式コールのようなものが入っている曲もあったので、演者からしたらやってほしかったのかなと思いつつ、歌がバッチリ聴けて良かったです。

見た感じ、ライブだけ目当ての方はほぼいなかったような気がします。むしろブレード振る系のライブは初めてなのかしらん、といった雰囲気の女性がちらほら。演者に舞台関係で活躍されている方が多いので、そっちからのファンでしょうか。

 

話の内容は、舞台でトップスタァになる夢を持つ選抜メンバー(上記9人)が自らの願いをかけてレヴュー(バトルロイヤル)に挑んでいくというもの。勝てば他人の輝きを奪うことが出来、最後に残った1人はスタァになれるそうです。

しかし結局、奪い合わずとも9人は、自らの中に1番輝けるものを見つけたのですね。

レヴューでは9人の持つ、今いち輝けていない理由が彼女たち自身のコンプレックスとなって爆発します。それを克服した時彼女たちは一層の輝きを得るという、物語的に少女たちが戦わされる理不尽さを感じることなく観ることができました。

 

なぜ先生がこのレヴューの主キリンに従うようになったのか?なぜ演劇を辞めたのか、謎はいくつか残されています。それは#2に持ち越しでしょうか。余談ですが先生方のハモリすごく心地よかったです。

今後劇中劇も見てみたいような気がしつつ感想終わります。みもりんかわいい。

 

(追記)

みもりんと言えば、別の時のインタビューで「がんばれば夢はかなうという言葉が嫌いだったけれど、最近はそうでもなくなってきた」といったようなことを答えていて、その言葉が私はとても好きなのです。みもりんだからこそ言える言葉ですよね。そんな彼女が舞台上で歌い、踊り、輝いている姿を見ることができて幸せでした。彼女がいろいろな夢をかなえていく姿をこれからも見ていきたいなあと思います。

それにしてもえみつんといい、みもりんといい、生で見ると泣いてしまうのはどうしてでしょう。女神様かな。