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アニメ感想・考察ブログ

ダーリン・イン・ザ・フランキス3話感想

ヒロが特別なダーリンになり得た理由が犠牲のもとに語られました。

ヒロはゼロツーを熱望していますが、ゼロツーも同じなわけです。

彼女の血は何色だー。

ダーリン・イン・ザ・フランキス3話「戦う人形」感想

世界観

マグマエネルギー

アニメの方で説明があったのか忘れてしまったのですが、ジャンプ+で連載中の漫画版では効率のいいマグマ燃料が発掘されたおかげで人類は飛躍的に進歩、その代償として地表の緑を失い、地下で暮らしている…という説明がありました。

今回イチゴたちが派遣されたのも、叫竜がマグマ燃料を狙ってやってきているからという理由でした。

コンラッド

叫竜にはそれぞれ大きさや、おそらく強さでランク分けがされているようです。艦艇から取った名前でしょうか。

イチゴたち初心者でも対処できると判断されたことから、そんなに強いランクではなさそう。

アルジェンティア

たぶん鶏頭です。学名の由来は「燃焼」だそうで、少しミクちゃんが心配になりました。どうか命を燃やしてしまいませんように。

少し話が逸れますが、もしやフランクスに花の名前がつけられているのって緑を失った人類のちょっとした回顧や後悔からきているのでしょうか。

登場人物

ヒロ(CODE:016)

バカ!いくじなし!

ゼロツー(CODE:002)

もうヒロ以外では満足できなくなってしまいました。処女のような一途さと娼婦のような色気って理想の女性すぎませんか?アフロディーテか女神なにかですか?

と、冗談半分で調べてみたら、アフロディーテって植物(豊穣)の神様なのですよね。そして彼女は花の名前を戴くロボットに乗っている。

さらに言えば、処女と娼婦は母のアンチテーゼなのだそうで、そういうことならヒロたちに「ママ」がいないのも納得がいきます。おそらくフランクスはゼロツーを元に作られているでしょうし(後述)、であればゼロツーの真似ごとをするコドモたちに母性は求められないわけです。だからママという存在自体いらない。

イチゴ(CODE:015)

精神状況が心配です。今後リーダーとして彼女の成長も描かれればいいなと思います。

ミツル(CODE:326)

ヒロにライバル心めらめら。いろんなところから血が出ていましたが、外見に変化はあまり見られなかったような気がします。肉体的老化は臓器的なものなのか。

感想

フランクスのダメージは女性へ

ミクが気絶したように、フランクスがダメージを受けるとそれは女性にのみ反映されるようです。ついでに、コネクトしている女性の頭には角らしきものが出現しています。

これはやっぱりストレリチアが初号機なんですかね。ゼロツーの(劣化)コピーとしてコドモたちは搭乗させられているのでしょうか。

名づけが得意なヒロ

名前をつけるというのは、特別な行為です。様々な文化圏で生まれた時につけられた名前を知られると魂を握られるとされました。悪魔召喚の時に真名を知られてはいけない、真名を知らないと召喚/封印できないというものは現在のファンタジーでも見ます。(血界戦線のBB、バーティミアスなど)

そんな中で名づけが持つ意味は、対象者に輪郭を付与し、ひどい言い方をすれば枠に入れ込むということです。未知のものに名前をつければそれはもう畏怖の対象ではなくなるわけです。またキリスト教旧約聖書ではアダムがすべての動物に名前をつけた、とされています。だからヒロはコドモたちの中で特別な存在になれたのかもしれません。

そして、自然を愛し、人工都市から抜け出したいと考えているゼロツーが名づけられることを嫌うのは当然のことのように思います。彼女は「よくわからないもの」でいたいのでしょう。