ダーリン・イン・ザ・フランキス6話感想
ヒロがゼロツーの孤独を理解した話でした。
彼女が求めていたのは死ぬ覚悟ではなく、彼女と共に飛んでくれる覚悟だったのかもしれません。
孤独な少女が表面上は強がってしまう、そんな不変神話に気づかずいた自分が悔しいです。
ダーリン・イン・ザ・フランキス6話「ダーリン・イン・ザ・フランクス」感想
世界観
グーテンベルク級
コンラッド級の上位だと思われます。元ネタがわかりません。活版印刷の人しか思い浮かばない。
相変わらず竜らしさは全くありませんでしたが、かっこいいフォルムでした。
このクラスになるとフォルムチェンジもできるのですね。明確に壁を狙ってくるあたり知能もまずまずありそう。
量産型フランクス
26部隊によって初お披露目の量産型フランクスですが、本当に量産型らしい機体でした。武器の槍からしてやはりストレリチアをモデルにしていそうです。
登場人物
ヒロ(CODE:016)
がんばりました。今までの彼はナオミちゃんが言った通り、本当に自己満足の世界で生きてきたんですよね。3回の試練を乗り越えた彼は名実ともに特別となりました。だいたい3回の試練を終えたら神話はそこで終わりになってしまうのですが、今後ヒロはどうなっていくのでしょうか。
ゼロツー(CODE:002)
ヒロインらしかぬ顔をさらしてしまいました…。彼女が戦い続けるのも特別な理由がありそうです。
イチゴ(CODE:015)
リーダーしてました。ゴローと2人だとさらに良い感じにフォローしあっていていいですね。彼女が13部隊にいるのはどうしてかと26部隊のリーダーも不思議に思うほどの実力です。13部隊ってそんな変な目で見られているんですね…。ゼロツーが「また」全滅すると言っていたのは前13部隊のことでしょうか。であれば13部隊だけお試しを繰り返しては死ぬような実験部隊にされているのか。
感想
自己満ヒロ
今までヒロは戦えずに生き延びることより戦って英雄的に死ぬことを望んでいました。死ぬというのは、考えようによっては一番楽です。残された者や世界のことを考えなくてもいいのですから。かつ英雄として後世まで語り継がれる可能性もある。
そんなヒロにとって、ゼロツーは自分を戦場に立たせてくれ、しかも劇的な死を与えてくれる存在でもありました。結局ヒロもゼロツーを道具的にしか見ていなかったのでしょうか…。今回、ヒロは自分が死んだ後の世界を垣間見ました。残されたゼロツーがどんな思いでどうやって戦っていたのか。それを見てやっとヒロもゼロツーが片翼を求めている不完全な存在だと自覚したのでしょう。
引っ込む叫竜
ヒロの身体を侵食していた青いうにょうにょは、ヒロの戦う気持ちに呼応して引っ込んでいきました。根性でどうにかなるとも思えないのですが、あれは何だったのでしょう。寄生した相手の望みを叶えるものなのか?
戦うゼロツー
ゼロツーはもっと叫竜を倒さなければならないとつぶやきました。そして博士が言った「ゼロツーの夢」、この2つは関連のあるものでしょう。
ヒロの3回の試練が終わったこの話を、タイトル(もどき)のサブタイで最終回らしく演出しておいて、新たな謎・キャラ出しとはストーリーテリングが巧みだなあと思いつつ感想終わります。