ダーリン・イン・ザ・フランキス16話感想
コドモたちだけの楽園。
フランクスを取り上げられた彼らは改めて自分の存在意義を考えます。
博士は何がしたいのか。
ダーリン・イン・ザ・フランキス16話「ぼくたちの日々」感想
登場人物
ヒロ(CODE:016)
本来の性格を取り戻しました。ミストルティンでコドモだけにされても不安を感じていないようです。ゼロツーがいるからか。すっかり相思相愛です。
ゼロツー(CODE:002)
すっかりいい子に。愛を得た女の子はこんなにも変わるものなのですね。ミストルティンで平穏を感じつつ、迫りくる脅威にひとり気がついているようでもあります。
感想
「戦って死ぬ」ための自分
これまで、散々コドモたちは「オトナのために戦え(そして死ね)」と教育されてきました。それをコドモたちも従順に守っていました。というより、それ以外の生き方を与えられていませんでした。そもそも、その「オトナ」というのもパパたち以外は切り捨てられてしまう存在だったのが前回わかったわけですが。
そこで今回、博士はコドモをオトナから切り離すことで、強制的に親離れを促しました。彼らは否が応でも「戦わない自分」と向き合わざるを得なくなります。蓋を開けてしまえば、彼らだって戦うのは怖いし、恐怖で白髪は生えてくるし、食べられなくなります。生物として当然の生存本能をコドモたちはここまでされないと気がつけない、表明できないのが哀しいですね。