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アニメ感想・考察ブログ

ダーリン・イン・ザ・フランキス17話感想

ほんの少し、本当にほんの少しだけ気持ちの整理が必要でした。

我らがココロちゃん、いろんな意味で大人になってしまいました。

ダーリン・イン・ザ・フランキス17話「楽園」感想

世界観

巨竜の姫

急にオタサーの姫的に出てきました。顔立ちが似ているところを見るに彼女が遺伝子的なゼロツーの親でしょうか。

そしてAPEは人類じゃないっぽいですね。

登場人物

ゼロツー(CODE:002)

生殖機能がない。すっかり人間の仲間入りですが、その分反動が来そうで恐ろしい予感がします。

ココロ(CODE:556)

何かを後の世に残したい。彼女は体が女性なことが影響したのか、子どもを作ることこそ自分の生きた証を残すことだと考えたようです。確かに生物の最終目標はそこになるような気がしなくもないです。

ミツル(CODE:326)

悪いやつではないのですがむかつく。ココロちゃんが好きだと自覚し、そして言葉と行動へ移すことができました。今までずっとココロちゃんから手を差し伸べて貰っていたミツル、やっとそれを返すことができはじめたようですね。

感想

文化的なアレ

社会の授業で習うことと思いますが、人間の性行為には繁殖を目的としたものと、文化的な意味をもつものがあります。文化的というのはつまるところコミュニケーションを目的としたものですね。

ナナの発言からして、ミツルとココロは今回の話に至るまでに性行為を既に複数回行っていたと考えられます。しかしそれは、ココロちゃんから言わせれば「無理矢理つきあってもらっていたもの」でした。そして、ココロちゃんはただ「赤ちゃんを産んで、後世に自分の生きた証を何か残したい」ために性行為を欲していたのでしょう。まさに繁殖を目的とした性行為でした。もちろんココロちゃんはミツルとだからこそ子どもを作りたいと思っていたはずです。

一方で今回の性行為ですが(´;ω;`)ウゥゥ、ミツルは「ココロに無理矢理つきあっていた」わけではないと伝えること、そして自分は間違っているのかと泣くココロちゃんを慰めるためのものであったようにみえます。

上記を踏まえて、オトナの介入しない「楽園」に置かれた彼らはいよいよもって人間性を獲得してきているのでしょう。

愛はムダ

個人的な意見になりますが、愛って無駄なことだと思うんですよね。あなたがいなくても生きていけるし、むしろあなたと一緒にいるメリットはないけど、傍にいたいから傍にいるよ、と。

それは男女も、ヒロのために人間でありたいと望むゼロツーのことも「無駄」と切り捨てる9'sを見ていてより強く思います。