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アニメ感想・考察ブログ

少女☆歌劇レヴュースタァライト5話感想

自分のことは案外自分が一番わからないもの。それがあんな輝きの中に放り込まれてしまっては、詮無いことでもありました。

ところでこれまでリリースした曲が作中で使われることはないのでしょうか。聞きたいなー。

少女☆歌劇レヴュースタァライト5話「キラめきのありか」感想

登場人物

愛城華恋

夢を改めて思い出し、レッスンに励みます。華恋ちゃんからすれば、それはひかりちゃんとスタァを目指していたあの頃に戻ったというだけなのですが、まひるちゃんからは「私の知ってる華恋ちゃんじゃない」と受け取られてしまいました。「その人らしさ」とは何なのか。イギリスから帰ってきたひかりちゃんにとっては、これまでの華恋ちゃんこそ「華恋じゃない」のでしょうし。うーん、哲学。

露崎まひる

明るい。明るくて逆に狂気を感じる。去年のスタァライトで華恋ちゃんにスタァライトされちゃっていました。彼女には同級生があんなにも輝いて見えていたのですね。それは翻って、まひるちゃんの感受性の豊かさを表します。こんなに世界を美しく見ることができる高校生。

おばあちゃんに言われただけ、といっても、こんな輝いている同級生たちと同じ学校に入れたのはまひるちゃんが努力してきたからです。やりなさいと言われて、わかりましたと続けられる子はそう多くないですよ。でもまひるちゃんは周りの輝きに目がくらんで、自分の輝きがわからなくなってしまいました。自分がスタァになりたい夢を華恋ちゃんに託して、そのお世話をすることで自分に価値を見出していたような。

自分を客観視して、輝きを取り戻したまひるちゃんはもう大丈夫でしょう。輝きは奪うものではなく自らの中にあるものなのです。

神楽ひかり

華恋ちゃん専属コーチ。ひかりちゃんにとって、まひるちゃんは「なぜこんなに才能もあって努力ができるのに自分はダメだと嘯いて華恋に執着しているのだろう」と不思議だったに違いありません。最悪、あなたに華恋は必要ないでしょう(本当に必要としているのは私なのに)とすら思っていたかもしれません。でもひかりちゃんは良い子なのでそんなこと思いません。

それにしても、ひかりちゃんもまひるちゃんに「あなたには輝きが既にあるじゃない」と華恋ちゃんと同じことを言っているにも関わらず伝わっていないこの感じ、ひかりちゃんの不器用さが発揮されていて好きです。

大場なな

少しずつ彼女の歪みが見えてきましたね。最高です。

彼女にとっては去年のスタァライトこそ守るべきもの。そんな彼女にとって華恋ちゃんの変化やまひるちゃんの目覚めというのはどんな風に映っているのでしょう。

それでもってばななちゃんにハッキリ言い返せる舞台創造科の子たちは自分たちの仕事にプライドを持っている感じがしていいですねえ。

石動双葉

一番背が小さいのか……最高……。

双葉ちゃんはまひるちゃんの悩みをもし聞いたら笑い飛ばしそうな気はします。でも内心、一番理解してくれるかもしれない。彼女も香子ちゃんというある意味の呪縛がありますし。

花柳香子

寝坊助さん。そして食い込み。

香子ちゃんは華恋ちゃんと同タイプなのか、隠れて努力するタイプなのかわかりませんなあ。

星見純那

香子ちゃんと戦ってましたが、つい華恋ちゃんとまひるちゃんを気にしてしまうのが純那ちゃんのいいところ。対香子ちゃんを考えると、そこが弱点になりそうです。

西條クロディーヌ

ツッコミもこなせるクロちゃんヌ。頑張りはじめた華恋ちゃんを好意的に見ているあたり、彼女の育ちの良さというか、純粋さがうかがえます。単純に切磋琢磨できる相手が増えるのは嬉しいことなんですよね。まひるちゃんとはそこらへん、考えが違います。

天堂真矢

おいも大好き天堂さん。真矢さまとのレビューを経てなお折れなかった華恋ちゃんを好意的に見ているように思えます。頂点は常に孤独、でもそれは競い合う相手がいるからこそです。地球最後の人類になったから結果的に人類最強なんて価値がないのです。

感想

輝きを待ってた

1年の時、華恋ちゃんに救ってもらってから、まひるちゃんにとって彼女こそがキラめきになりました。理想の華恋ちゃん。いつも笑顔で、みんなを元気づけて、そして笑顔にさせる。情熱はあるのに授業やレッスンに身が入らない。朝も弱い。だから私が傍にいて支えてあげないといけない、私が彼女のキラめきを守らなければいけない。そしてそのキラめきを私に注ぎこんで、といった具合に、まひるちゃんの中でどんどん華恋ちゃん像が出来上がっていったのでしょう。

そうやって理想を投影された華恋ちゃんの形は、まひるちゃんがまだ北海道の天才少女だった時代に思い描いていた、「自分がなりたいスタァ」像だったのかもしれません。好きなものに打ち込んだ結果輝いているみんなが羨ましい、自分は言われるがままだったから、と卑屈になっていた部分もあるのでしょう。

しかし上でも書いたように、まひるちゃんには元々その輝きが備わっていました。これからは誰かに照らされるのでもなく、自ら輝きになれることに気がつきました。ちょうど、真昼に輝く太陽のように。