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アニメ感想・考察ブログ

色づく世界の明日から4話感想

素直に見ることができなかった自分の汚れ具合が悲しい。

色づく世界の明日から4話「おばあちゃんはヤメテ!」感想

世界観

日英の魔法の違い

これまで、瞳美ちゃんも琥珀ちゃんのお母さんも日本語のやや古い言い回しで魔法を行使していました。今回、琥珀ちゃんが留学先で学んできたのは英語の魔法です。
言語によって魔法も違ってくるのでしょうか。
琥珀ちゃんの話や瞳美ちゃんの様子を見る限り、魔法にはどちらかといえば心の持ちようが重要っぽいので、「英語でこういう魔法が使える!」という思い込みが大事なのか?

登場人物

月白瞳美

信頼できる人が傍にきたせいか、態度がぐっと柔らかくなりました。
せっかくできた自分の居場所に踏み込まないで!とならないかハラハラしましたが、まったくの杞憂でした。
さて、琥珀ちゃんの一言で「人を笑顔にするのが魔法」という価値観を知った瞳美ちゃん。きっとこれから瞳美ちゃんはコミュニケーションを経て様々な考え方を知っていくのでしょう。
ただそれが60年前じゃないと出来ないことだったのか?と考えると、少し疑問です。それこそ留学でもよかったのでは。
それともあの泳ぐ金ぴか魚が何か関わってくるのでしょうか。

葵唯翔

いいやつだが小学生並みであった。

私が思っていたより瞳美ちゃんを意識していたみたいです。趣味で終わらせようと思っていた、しかし周りから「絵のことばかり」と言われるくらいには情熱を傾けていた絵画についてあんな風に褒めてもらえたら当然っちゃ当然でしょうか。

今後は瞳美ちゃんに惹かれる感情と60年後に戻ってしまうかもしれない事実の間で揺れていくんですかね。

月白琥珀

おばあちゃん。かわいくって人気者、そして良い子ですね。感情の機微にも敏い。そういった性格は「自分の魔法で人々を幸せにする」夢と繋がりがあるのでしょうか。また、彼女が使った「瞳美を60年前に送る」魔法は必ず瞳美ちゃんや、誰かを幸せにする魔法なのでしょうね。

琥珀ちゃんは物語上で、全てを俯瞰する立場にいます。瞳美ちゃんにはもちろん、葵にもまるで年上のように助言していました。精神が完成されているといいますか。もしも彼女が今後彼らの色恋沙汰に関係していくのなら、周りを思いやるあまり黙って心を押し殺しそうな気がして心配です。そんなところは部長と同じ立ち位置なのかも。

感想

魔法が存在する意味

前に感想で「出て来た魔法は面白グッズレベル」と表現してしまったのですが、作中世界でも若干そう思われていたようです。世の中を少しだけ楽しくするもの。それでいいのだと琥珀ちゃんは言いました。

魔法は便利で、もしかしたら一般人が知っているよりずっと凄いことができるのかもしれません。琥珀ちゃんはそのあたりを留学先で学んできたとかありそうですね。琥珀ちゃんが使った、写真を実写した魔法も驚かれていましたし。

たとえそうであっても、魔法がなくたって社会は成り立っています。人々は魔法が使えなくても幸せになれます。その中でわざわざ、魔法で人を幸せにしたいと思った琥珀ちゃんは本当に一本芯の通った女の子ですよ。