色づく世界の明日から5話感想
あさぎちゃんかわわ
色づく世界の明日から5話「ささやかなレシピ」感想
世界観
コストと代償
このアニメ内では、一貫して魔法には対価が必要なこと、一般人にとってはあってもなくてもいいものであると描写されています。
ほいほい売ってた星砂は中々に貴重なもののようです。それを100円そこそこで売ってしまうなんて…。琥珀ちゃんといい、社会貢献に対して意識が高すぎませんか?
人間関係にフォーカスして描く作風からして明かされることはないのでしょうが、これほど魔法使いが人類奉仕に傾いた過去があったりするのでしょうか。
登場人物
月白瞳美
がんばりました。
瞳美ちゃんが魔法に対して意欲的になれたのは葵の一言が大きいように思います。
本人、絵が見たいからとかなんだかんだ理由をつけていましたが。
葵唯翔
瞳美ちゃんに対するスタンスがいまいちわかりませんね。
絵は若干スランプ気味のようです。絵の道に進むのではなく、就職すると言っていたのも半ば自棄なのでしょうか。
月白琥珀
おばあちゃんは何でもお見通しなのである。
彼女は魔法の力を信じながらも、それが絶対でないことを知っています。なんて人間ができているんだ。
山吹将
鈍感。全ての言動に悪意一切なし、なところがますますタチ悪いです。
最後、あさぎちゃんに「そういえばいつの間にか敬語になった」というくらい、彼にとってあさぎちゃんはずっと小さい頃のままのあさぎちゃんだったのでしょう。
風野あさぎ
かわいい。かわいい。
良い子なんだなぁ、人懐こいんだなぁと思ってみていたのですが違ったようです。ということはもしかして瞳美ちゃんに声を掛ける時もすごくドキドキしていたのでしょうか。はあ、かわいい。
感想
言葉の魔力
1話で瞳美ちゃんが言っていたように、「言い続けていたら本当になる」という力が言葉にはあります。言霊というやつですね。ここまで、このアニメではひとつの言葉が大きな力を持つ展開が多いように思いました。
たとえば瞳美ちゃんは、葵から言われた一言で魔法に対して積極的になります。魔法を勉強するモチベーション維持にも繋がっています。
逆に一言が重みになってしまうこともあります。今回のあさぎちゃんは「もっと積極的に」「瞳美ちゃんみたいにがんばれ」と山吹に言われ、カッとなってしまいました。自分ではそうなりたいと思っていても、なかなか出来ないことを他人に言われるとムカつくあれですね。
あさぎちゃんは今回の話で、一言の重みを受け止め、前進する力に変えることができました。しかし葵は瞳美ちゃんの「絵を楽しみにしている」という言葉を若干重く感じていそうですね。期待する言葉って、確かに嬉しいのですがどん底にいる時は呪いにもなってしまいます。