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アニメ感想・考察ブログ

色づく世界の明日から11話感想

かーっ!青春ですねえ。

色づく世界の明日から11話「欠けていく月」感想

世界観

時のあわい

あわい(間)とは、物と物、あるいは時間と時間の間のことです。間がいっぱい。
時間を超えた魔法は色々と制約があるらしく、瞳美ちゃんは時代に消されようとしています。抑止力か……。
何話か前で琥珀ちゃんが悲しそうだったのも、焦っていたのも、このためだったんですね。

登場人物

月白瞳美

めちゃかわ。
自分が消えてしまいそうだというのに、どこか無頓着です。60年後に居場所はなく、やっと見つけたこの場所を失うくらいなら消えてもいい…くらいの気持ちなのかもしれません。
でもおばあ琥珀ちゃんが、瞳美ちゃんにわざわざそんな辛い思いをさせるようにはみえないんですよねえ。

葵唯翔

唯翔くん呼びうらやましすぎる。

本当に不器用というか、かっこつけというか。葵は瞳美ちゃんが胸に飛び込んでくるまでひたすら自分を律し、抑えました。大人だ。

感想

魔法写真美術部の子らはみんな良い子たちです。ベクトルはバラバラですが。

自分にとって大事な人が、2度と会えないけどどこかで元気に暮らしているのと、存在そのものが消えてしまう。結果として瞳美ちゃんが現代からいなくなるのは同じなのですが、そこには大きな違いがあります。会えなくなるならせめて、どこかで元気にいてほしい、無事にいてほしい。そう願うのは大切に思うが故です。

ただ帰る側の瞳美ちゃんはそうじゃないんですよね。自分が消えるのだとしても、皆と一緒にいたいと思ってしまったのかもしれません。魔法写真美術部の子と瞳美ちゃんは同じ時間を生きられないのに。時間が憎いッ。