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アニメ感想・考察ブログ

色づく世界の明日から12話感想

瞳美ちゃん輝いてるぜ

色づく世界の明日から12話「光る光る この一日が光る」感想

登場人物

月白瞳美

かわいいけど謙虚すぎる。帰りたくなかった瞳美ちゃん。その寂しさを飲み込んで、精いっぱい文化祭を楽しんだ彼女は、その最後に色を見ます。一瞬が永遠のような輝き・意味を持つことを知ったのですね。

60年前の過去へ来た当初とは違い、もう瞳美ちゃんが目を逸らすことはありません。できるなら彼女に幸せな結末を、と祈ってしまいます。それが難しいのなら一生大事に出来る一瞬を。

月白琥珀

今回、一番不安を抱えていたのは琥珀ちゃんだったと思うんですよ。瞳美ちゃんは存在の危機にある。その原因を作ったのは未来の自分。周りは自分なら出来ると期待してくる、と、1人追い詰められていたように見えました。無事に瞳美ちゃんを帰せるといいですね。あとあの男誰よ!

葵唯翔

このままでいいんでぃすか。

他作品を引き合いに出すのはあまり好きじゃないのですが、「凪のあすから」では時代の隔たりが恋の成立を手助けしていました。具体的に言うと、光が冬眠し5年間肉体的老化をしなかったおかげで、美海ちゃんは光への気持ちを憧れから初恋へ変化させることができました。でも今作はその逆です。かつ60年の差は大きすぎます。葵が躊躇う気持ちもわからんではないんですよね。今すぐ葵がコールドスリープに入れば万事解決では?

感想

なぜおばあ琥珀ちゃんは瞳美ちゃんを過去に送ったのでしょう?

もちろん瞳美ちゃんにとってはいいことばかりでした。大切な場所、人が出来、瞳を逸らさず自分や周りと向き合うことが出来るようになりました。きっと本来生きている時代ではそんな変化を瞳美ちゃんにもたらすことは難しかったのでしょう。

けれど、そのために瞳美ちゃんは辛い別れを経験しなければなりません。それこそ自分の存在が消えてでも別れがたいという相手に出会ってしまいました。本来の時代に戻った瞳美ちゃんの未来は明るいものでしょうが、それでも、辛さが変わることはありません。どうしたらいいんだってばよ。