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アニメ感想・考察ブログ

Fairy Gone19話感想

Fairy Gone19話「悲しい声と黒い本」感想

 

妖精憑きが特殊たる由縁、黒い本の中身とそれを狙う教団の対立がハッキリしてきました。結局今までの話って何だったんですかね。

 

マーリヤは元オズの妖精と対峙している時に声が聞こえるようになりました。呼応してか、マーリヤの妖精も炎の質が変わり、相手の妖精器官を摘出することに成功。

これが妖精憑き(とマーリヤ)の特殊能力っぽいですね。もっと早く匂わせてくれても良かったのに。

他、妖精憑きはみな人形の妖精を使役します。これは通常の妖精兵が動物の妖精器官を移植されているからだとか。

マーリヤやヴェロニカの妖精を見て「あ…あの妖精は!」てなってたのはそういうことだったんですね。わかるか。

 

そんなこんなでドロテアはアインツ教団の巣窟になっていた妖精省へ乗り込むことにしました。ただアニメを見ているとそこまで悪の組織の印象はありませんでした。思想が違うだけと言うのか…。戦争は正義も悪もない、ということを表したかったならとても上手く描けているように思います。

 

しかしそうなるとドロテアに思想がなさすぎて全く応援できません。何を守りたいのか、何をしたいのか。ちょこちょこっと思いついた「仲間のため」というのはさすがに説得力がありません。

思想がないならないで冷徹に任務を遂行する装置的な描き方もあったと思うのですが、となると不殺を貫くマーリヤとの矛盾が生じますね。

 

レイ・ドーンとアインツ教団の戦いなら楽しめるかもしれません。