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アニメ感想・考察ブログ

サイコパス14話感想

佳境に入ってきた感。

サイコパス14話「甘い毒」感想

 


冒頭は薬局か病院から。
ヘルメットつけた男性が入ってきました。
受付の女性はロボットかホログラムでしょうか。
ちょっとこういう無機質な女性に魅力を感じてしまうこのごろです。
しかしヘルメットつけた明らかに異様な人が入ってきたというのに周りは無関心ですね。
たしか現代ではヘルメットつけた人はコンビニとか入れなかったはずです。
男は関係者用の入口へ。
入口のところにあったサイコパス測定には23とでました。

薬剤師の部屋に入ってきて、薬をつくれと言う男。
向精神薬ということは、サイコパスを下げるため?本当はサイコパスが高いんでしょうか。
これだけ科学が進んでも、薬の調合は人間がやっているんですね。
当然断る薬剤師1。
そしたらはさみを刺されて殺されてしまいました。
女性の薬剤師にもシャーペンをつきつけてクスリを作れと脅します。

結局、女性も殺され公安局の出番です。
封鎖するコミッサちゃんに、護送車、ドミネーターと1話を思わせる状況ですね。
しかしドミネーターを握る朱ちゃんの顔は暗いです。
1話の時は執行官であるコウガミたちを異質に感じ、シビュラに信頼をおいていた朱ですが
今は執行官であるコウガミたちを信頼し、シビュラに違和感を覚えているような感じでしょうか。
全く逆転してしまったわけですね、そしてドミネーターを疑っている。
そんな朱をコウガミが励ましました。
1話から比べるとずいぶん仲良くなったものです。
背中叩かれているときの朱ちゃんかわいい。

現場検分です。
小さいドローンが相変わらずの働き者。かわいいです。
でも遠くから見るとアリみたいでちょっと気持ち悪いですね。

さて、機械に強い弥生ちゃんが防犯カメラの映像をさらってくれました。
容疑者はヘルメットの男だと判明。
サイコパスが濁っていなければ=犯罪をするわけがない、ということでどんな格好でも入れるようです。
つ、つまり全裸で町中を歩いていてもサイコパスが低ければ…?

その頃、雑踏では先ほどのヘルメットが歩いていました。
周りは普通にスルー。
んー、この周囲の反応についてちょっと考えてみます。
現代でも、電車だと周りに無関心ですよね。
女性専用車で暴行している男を放っておいたり。
少し違いますが、電車内でなぜ女性は化粧をするようになったのか?という論文を読んだことがあります。
それによると化粧は仮面なんだそうです。
で、なぜ女性が仮面をつける過程を人に見せられるかというと、電車内にいる人=自分とは関係ない
つまりその女性にとって電車内の人は人間ではなく、モノに近い見方をされているんだとか。
暴論ですがそういう物の考え方が発展していって、異常なヘルメット男も人だと認識されていないのかもしれません。

ヘルメットは赤いコートの女性を追います。
電話している女性はヘルメットに無関心。
引き留められ、ハンマーを見せられてようやく驚愕です。
時すでに遅く、女性はめった打ちにされてしまいました。
周りは無関心です。
犯罪そのものを見たことがないんでしょうね、公安局も本来なら「潜在犯」という名目で犯罪者予備軍を捕まえるところですし。
そこにドローンがやってきました。
女性のストレスを検知してやってきたそうですが、ロボット故ヘルメットに殴られていることをわかってくれません。
うわあ、なんかすごくディストピア
チェ・グソンはその様子を録画していました。
これで民衆を啓蒙するつもりか?

車に乗っていた朱と宜野座も、志恩さんから動画を見せられます。
驚いて現場に向かいます。
再び防犯カメラに映っていた映像から、ヘルメットが犯人だと判明。
しかしよーく調べてみると、犯人の犯罪係数と周囲のストレス数値の上がり下がりが一致します。
と、いうことは周りのサイコパスをコピーできるのかな。

その頃、槙島もネットにアップされたその動画を見ていました。
読んでいたのは『あらかじめ裏切られた革命』、ロシア革命前夜のルポルタージュだそうです。
国民が国に騙されている…というのは槙島の思想と共通点がありそうです。
どこかに電話です。
電話相手が明らかになっていないので、グソンと見せかけて違う人なんだろうな。
槙島が本当に信用しているのはその人だけなんだろう。
順当に考えて藤間、あるいは局長か。
ヘルメットはやっぱり他人のサイコパスをコピーできるものみたいです。
効果は半径30m。
だから1話でコウガミさんがヘルメットと戦っていたとき、槙島も傍にいたんですね。
槙島の係数をコピーさせておいたわけか。

さらに謎の3人組も動画を見てヒートアップ。
同じヘルメットをかぶって車を襲撃です。
この時も周りの車はスルーしてますね。
何を盗んだんだろう。兵器とかか?

と思ったら現金輸送車でした。
なんてことだ、まだ現金つかってたのか。
とりあえず女性撲殺事件は朱、コウガミ、マサオカさんで担当。
他3人は現金輸送車を追うことになりました。
ドミネーターがきかないんなら丸腰じゃね、というカガリに余計なことを考えるな、と宜野座
えっ、そこは死活問題では?
けど宜野座は前回局長に釘さされてるから、部下と自分を守るためにもシステムを疑わないようにしないといけないんですね。
悲しい中間管理職です。

見送った朱ちゃんは、なぜ女性を撲殺したのかと刑事ドラマによく出てくるセリフを言いました。
それが今回はコウガミさんにピーンときたようです。
志恩さんに言って、女性に恨みを抱いている人間がいないか探してもらいます。
あっさり見つかりました。

容疑者宅へ。
よほど女性を恨んでいたらしく、部屋はいっぱいの写真に×がついていました。
それでサイコパスが上がってしまって、しばらく会社を休んでいたとのこと。
だから冒頭、向精神薬を欲していたんですね。
普通に病院行ったら、というか行く前に隔離施設送りでしょう。
女性を殺す前も、彼女は電話で「あいつに『それは私の仕事じゃありません』って言ってやった」的なことを言っていましたし、たぶん容疑者のことを話題にしていたのでは?
彼女に会社で酷い扱いを受けていたんでしょう。
赤いコートも彼女の真似だったりしたら恐ろしいですね。

朱ちゃんがカーテンに近寄るとヘルメット男登場。
コウガミがドミネーターを向けるも、監視官だからとロックされてしまいました。
そこでヘルメットの効果に気付いたコウガミさん。
ええっ、私でも犯罪係数とストレス数値の上がり下がりのところで気付いたというのにコウガミさんらしくないですね。

朱には来るなと言っておいて、志恩さん協力の下ヘルメットを追いつめます。
コウガミの犯罪係数をコピーさせて、ドミネーターでぱたん。
282ってすごいですね。
最終回あたりでコウガミさんは取り返しがつかなくなっちゃうんだろうか。

一方で、槙島は現金を強奪した3人に囲まれていました。
あっさりいなして、殺して終わりです。
槙島は意外と肉体派なんですね。
うーん、槙島は民衆を啓蒙する意図はないのだろうか。
君たちも迷える羊、と言うくらいなのに
ルターさんのように無知のまま罪を犯す者はしかたない、目を覚まさせてあげようって考えはないみたいですし。