YKTM

アニメ感想・考察ブログ

断裁分離のクライムエッジ11話感想

病子ちゃんひよわかわいい

断裁分離のクライムエッジ11話「レッド・ライジング」感想

 

ライジングといい前回のスタンディングといい前向きな単語が目立ちます。
そんなタイトルに逆らって祝ちゃんも切くんもなんだかダウーンな今回。

祝ちゃんはエミリーの言葉が気になってお父さんの書斎に入り、日記を調べます。
そこには孤児だったエミリーを拾い、人工的に作ったキリンググッズを渡したことが書いてありました。
すべては祝ちゃんの髪を切ってもらうためだったとまで書いてあります。
パパは祝ちゃんを裏切っていたわけではなく、祝ちゃんの呪いを解くために動いていたんでしょうか。

一方エミリー側の視点も語られます。
孤児だったエミリーを人間扱いし、その環境から救ってくれたパパはまさしく救い主のようだったのだとエミリー。
その後、エミリーの国にいる時はパパも一緒に暮らしてくれたんだそうです。
えっ、それって現地妻・・・
なんでもありません。パパは祝ちゃんのためにがんばっていたんですね。
でも案内人らしき人に財布ごと渡すのはどうかと思います。

さて、切くんはオープナーにやられた傷が悪化していました。
お風呂で気を失い、やっと能力に気が付く切です。
しかし気が付き方がやや唐突だったような気もします。

翌日、登校はするものの体調最悪です。
保健委員の病子ちゃんに連れられ保健室へ。
キリンググッズのことを悟られ、危険な輸血を行います。
血をもらって元気になるも、今度は病子ちゃんが倒れてしまいます。
病子ちゃんは感情の発達が不十分なのか。
なんだかよくわからなくて無防備な行動をとってしまう女の子というのは
どうしてこんなにも愛らしいのでしょうか。

病子ちゃんからキリンググッズのことを詳しく聞いた切は
自分が完全なオーサーではないんじゃないか、きちんとオーサーになれば
もっと強くなれるんじゃないかと考えます。
実はオーサーとして認められていなかった展開ですか。
主人公が強くなる展開としては王道です。
しかしオーサーとして認められるということは殺人鬼の影に取りつかれるということ、
言ってしまえば魂を売りわたすことになるわけです。
そうやって理性をなくしていつか祝ちゃんを手にかけてしまう不安というのはないんでしょうか。

祝ちゃんの家に行き、その寝顔を堪能した切は
エミリーと対立することを決意するのでした。