YKTM

アニメ感想・考察ブログ

マギ2期10話感想

ボス猿になったアリババさん

マギ2期10話「最高司祭」感想

 

さて剣闘士として戦うことになったアリババ。
でかい猿より大きな獣だって倒してきたんだから大丈夫だろうとたかをくくります。
こう思ってしまうのは油断してしまうパターンです。
覚悟はできている、と師匠に宣言して戦いに向かいます。
その前にアモンの剣は取り上げられてしまいました。

最初はアリババが善戦します。
ところが猿の皮はあつく、しかも突き刺すと筋肉で抜けなくなってしまいます。
そんなわけで一気に形勢逆転、猿に殺されかけます。

殺されかけたアリババは負けを宣言します。
が、それでも試合続行です。
このレームにある剣闘場がコロッセオをモデルにしているのなら
どちらかが死ぬまで戦うのは普通です。
そういやマスルールも元剣闘士だったんでしたっけ。
それにしても試合前に誰かルール教えといてあげればいいのにとは思います。
それで覚悟がどうたらって言われても。

腕をかまれ、アリババは意識を失います。
このかまれた跡がOPでのアザでしょうか。
完全に貫通しているっぽいのが痛ましいです。
しかし観衆からは殺せコールが。
集団心理とは恐ろしいものです。
ほんの少し前まで現実でも同じことが行われていたとは信じがたいですが
娯楽の少ない民の鬱憤ばらしといったらこういうことになってしまうのも致し方ないのかもしれません。
パンとサーカスですか。
それにしてもたまにこのアニメ
日曜夕方の小学生向けアニメとは思えない内容を普通でやりますね。

アリババは走馬灯をみます。
そして、やっとこれは生死をかけた戦いなのだと気が付きます。
それなら幼いころからカシムやスラムのみんなで大人と戦っていたときと同じだと気が付き
アリババの目に光が戻りました。
アリババにとってあのバルバッドのスラム街は原点であり、非常に大きな位置をもつんですね。

そして覚醒アリババは周囲の環境を利用し、猿に勝利をおさめます。
カシムのマゴイが流入したせいでこんなことになったのではなく
カシムとともに戦っていたからここまでこれたと気が付いたアリババ。
自然と2つのマゴイも1つにまとまりました。

その試合を見ていたファナリス軍団
それから主シェヘラザードたん。
マグノシュタットの動きが気になるそうです。
そうやってつながってくるのですか。
で、ファナリス兵たちがモルさんに関係して
最終的に2期1話冒頭の戦争だか紛争だかの未来に向かって
それぞれの運命が集約していくのでしょうか。

一方試合を終えたアリババは療養していました。
カシムらしさ?を手に入れ、まるでワイルドになったアリババに
トトも頬を染めます。
まさかレームでアリババさんに春が訪れるのでしょうか。
大きな猿も手なずけて順調です。

そして待っていました我らがモルジアナさん
自分の故郷にたどり着いたようです。
なんだか聞いていたイメージと実際の暗黒大陸がずいぶん違います。
牧畜もできるくらい豊かな土地もあるんですね。
モルジアナさんの故郷だというカタルゴってやはりカルタゴがモデルなのでしょうか。
そうするとレーム(ローマ帝国?)にカタルゴ(カルタゴ?)が攻め込んでしまって
モルジアナとアリババは敵国に滞在する同士になってしまったりするのだろうか。
そんなモルさんが苦しむ展開は見たくありません。