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アニメ感想・考察ブログ

マギ2期11話感想

モルジアナかわいくなった

マギ2期11話「大峡谷」感想

 

故郷カタルゴにたどり着いたモルジアナ。
しかしそこには草原が広がるだけでした。
落胆の色を隠せません。
それでもモルジアナはカタルゴを見て回ります。
一応町みたいなところはあったんですね。
それでも浮浪者ばかりでとてもまともに機能している町とは思えません。
どうやら奴隷輸出が滞って衰退してしまったとのこと。
あらら、ハンニバル亡きあとのカルタゴのようです。

ファナリスは当然見当たらず、落ち込んで小休止のモルさん。
なんだか今日のモルさんはひたすらにかわいくみえます。
久々に見るからでしょうか。
会えない時間が愛を育むというものです。

ところがそんなかわいらしいモルジアナを人身売買しようとする輩があらわれました。
肉体労働に向くファナリスは
働かせてよし
ストレス解消にしてよしで需要が大きいのでしょうか。
少なくともファナリス1人に大人数人がしばらく遊べるほどの価値があることは確かです。

いらついたモルジアナが立ち上がると
そこに助っ人が現れました。
なんとサブマド&アブマドです。
モルさん2人のこと忘れちゃってたのですね。

サブマドの助言で、モルジアナはトランの民のもとへ行くことにしました。
自ら荷物を持ち、船をこぐアブマドにモルさんは驚きを隠せません。
2人はシンドバッドのもとで民俗学的なことをしているそうです。
あのうやむやで死んでしまっていたと思っていました。
そう考えると、腹に一物抱えてそうだとはいえシンドバッドは情にあついです。
おそらくサブマドとアブマドが自分の味方でいることでシンドリアになにかしら益あってのことでしょうが。

トラムの民は不思議な文字を使うんだそうです。
それがダンジョンにも刻まれているそうで、サブマドとアブマドは各地に散らばるトラム民をたずねてまわっていました。
マギにおいては
ファナリスといいトラムといい、国に属するというより人種における族意識のほうが強いんですね。

さてトラムの族長によれば、ファナリスは大峡谷の向こう側にいるとのことです。
しかしそこから帰還したものは誰もいないと。
それを聞いて、アリババ、アラジンと再会の約束をしているモルさんは悩みます。

そんなモルさんの背中を押したのはサブマドでした。
いわく、自分たちは王位にふさわしくなかった、この生活、役割を得て今が一番楽しいと。
熱心に勉強するアブマドを見て、モルジアナも決意します。
自身のルーツを探り、居場所を見つけるため大峡谷をわたることにしました。

翌日、モルさんは大峡谷へ深く深く潜っていきました。
眷属器使ってマゴイが大丈夫なのかハラハラしましたが
さすがに彼女も眷属器を使うのは2回目とあって勝手がわかっているようです。
底の見えない渓で、暗闇に包まれたモルジアナさんを過去の辛い記憶が襲います。
幼女には常に笑っていてほしい私には
モルさんの過去が辛すぎます。

記憶に負けそうになったとき、やっと渓の底が見えました。
泣きながらモルジアナは渓底を進みます。
泣いているモルさんはレアです。
いい。

やがて目の前に小屋が現れました。
そこから出てきたのは金髪碧眼の怪しい男性です。
思い切り開襟してますが、モルさんは普通に心を許していて危ないです。
金髪のユナンはファナリスがいるところについてモルさんに教えてくれました。
そこへ連れていってあげることもできると。
しかし戻らせることはしたくないと言います。
大峡谷の向こう側って黄泉の国なんですか。
ついでに、ユナンはこの世界がモルジアナ(ファナリス)にとってつらいことばかり
さらに世界を巻き込んだ戦争が始まるから向こう側へ行ったほうがいいんじゃないかと助言しました。
この人すごく怪しいです。

そのころ、煌帝国の皇帝が崩御したということで
世界はおおわらわでした。
西方をせめている途中で亡くなるとはチンギスハンのようです。

なんとモルジアナたちが別れてから半年も経っていたようで
白龍はすっかり別人のようになっていました。
白瑛はそんな弟を心配しているようです。
白瑛ちゃん相変わらず清廉潔白で安心しました。

さて煌帝国皇帝が亡くなり、世界の情勢が動きそうですね。
そのとき歴史が動いた。