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アニメ感想・考察ブログ

世界征服4話感想

なぜ手袋が短いのでしょうか。

世界征服~謀略のズヴィズダー~4話「UDOは冷たい土の中に」感想

 

元ネタは「主人は冷たい土の中に」です。
農園の優しい主人が亡くなったのを悲しんで黒人奴隷が泣き歌っているという歌詞だったかと思います。
偶然かもしれませんが、前回のタイトル元「風と共に去りぬ」が黒人から猛烈な批判をあびているのに対し、優しい白人主人を慕う黒人、というのはなんとも真逆なものです。
内容を考えて無理に関連付けようとしてみればナターシャちゃんに作られた過去のロボットたちが彼女を慕い、手を伸ばしているということでしょうか。
今回ばかりは死んでいるのがロボットや両親のほうでしたが。
…それともナターシャちゃんはすでに死んでいるのでしょうか。
西ウド川は死者の世界?
そうだとすればズヴィズダーの面々があれほど煙を嫌うのもわかるような気がします。
煙というのは火葬が一般的な日本において死を連想させるものでもあります。
ズヴィズダーは煙によってあの世へ運ばれるのを拒絶しているのか?
しかしそんな展開、なんだか作風に合いませんから考えすぎなのでしょう。

ともかく、ナターシャちゃんの悲しい過去を通してズヴィズダーの力源だとか、ケイトちゃん成長しない説だとか物語の根幹が少し明らかになったような回でした。

ズヴォズダーの夜は安全に過ぎていきます。
ケイトちゃんは全裸で就寝派ですか!
寝冷えしてよくないですねえ。
でも別に是正する必要はないと思います。
逸花ちゃんはケイトちゃん人形を抱きしめて就寝派です。
逸花ちゃんはもしかして1話で明日汰に見せた写真、盗撮ですかね。
それにしても逸花ちゃんの寝言が伏線だったとは思いもよりません。

明日汰はいつの間にかすっかりズヴィズダーのアジトで寝泊まりするようになっていました。
布団広くないですか。
ターシャちゃんと2人で入っても寒くならないくらいです。

ターシャちゃんの回想に出てきた絵本のリューダはスラヴ系の名前リュドミーラの愛称だそうです。
「人々に愛しまれる」という意味だとか。
小惑星もありますね。
確かに幸せだったけど、人から愛されることがなかったであろうナターシャちゃんが大事に持っている絵本にしては皮肉すぎる登場人物です。

ケチャップついてるケイトちゃんに迫る逸花ちゃんと嫌がるケイトちゃんかわいくてたまりません。

明日汰が余計な親切をしたせいで、ウドのストックがなくなってしまいます。
さらに地下の畑へウドを取りにいくも、停電&ウドが枯れてしまいました。
なんとウドだけで
・ロボ子の燃料
・変身の力源?
・基地ステルス機能をまかなっていました。
ホワイトロビンはバカではなかったのですね。

なんとズヴィズダーの地下には超古代ウド川文明遺跡があるそうです。
明日汰、ナターシャ、ケイトちゃんの3人で親株の様子を見に行くことに。
完全にRPGしてます。
今回いろいろなパロディが目立ちました。

遺跡を進むうちに、ケイトちゃんはお昼寝の時間となってしまいました。
お昼寝しちゃうケイトちゃんかわいい。
ケイトちゃんをお子ちゃま扱いしたのってズヴィズダーの中ではナターシャぐらいですか。
忠誠を誓ってはいてもフランクな感じで2人の関係性の広がりを思わせます。

事実上2人きりになった明日汰はナターシャの過去について尋ねます。
ターシャちゃんはロシアでなくウクライナ出身でしたか。
道理で美女なわけです。
15歳と分かった瞬間ため口になる明日汰は単純ですね。

さてナターシャちゃんの回想です。
この記憶のせいもあって煙草が嫌いなんでしょう。
たしか妖精ってヨーロッパだと悪いものが多くて
子どもをあの世へ連れていってしまったり、子どもを取り替えてしまったりする妖精もいたように思います。
ということは一家心中でしょうか。
普通科学者両親だったら娘の才能を喜びそうなものですが。
まさか両親科学者=チェルノブイリの技術者=世間から責められ心中、という流れだったらいろいろと危なすぎます。
そうだとすればお母さんの言っていた「科学が全てではない」というのも微妙に意味を含んできます。
もしくは、妖精が被征服民族、差別された人を暗喩しているという説もあるくらいですから、なんらかの理由で迫害され、ウド川文明遺跡に逃れたのでしょうか。
そこにいたケイトちゃんは被征服民族の生き残り?

たどり着いたそこには巨大なウドがありました。
ウドの大木…。
襲ってきた煙はナターシャちゃんが過去に置いてきたものでしょうか。
ケイトちゃんと明日汰はウドを何とかしようとします。
ケイトちゃんは幼女のくせに破廉恥ですね!
なるほど1万年と2千年前からあるウドを創世の神話によって蘇らせるという
飛び石的なパロディだったわけですか。
めしべにしがみついてぽよんぽよんしているケイトちゃんちょっといやらしかったです。
煙に苦戦するナターシャのもとへ、ロボ子がかけつけます。
ロボ子はナターシャが作ったわけではなかったのですね。
そしてなぜか明日汰くんやたらロボ子からの好感度高くないですか。
くるくるもいつも頭に乗っけているし、一体何がいいのでしょうか。

無事にウドをよみがえらせ、地上へと戻ります。
ターシャの回想に出てきたケイトちゃん、今と全く変わらないのですが
成長しないのでしょうか。
そんな…幼女のすばらしさは永遠性を持てないという一瞬の儚さにこそあるというのに
成長しない幼女なんてただの頭脳は大人体は子どもの変態です。
でもケイトちゃんかわいいからいいや。
それとも遺跡から出た瞬間に成長を始めたのでしょうか。
そして彼女ができるたった1つのこととは征服でいいのでしょうか。
世界の全ての場所に行く=世界征服ですか。

ウドがいっぱい生えてきたので加工して販売、ズヴィズダーの資金源は心配なさそうです。
荒唐無稽なことをしているように見えて着々と世界征服の準備が整ってきています。