終末のイゼッタ2話感想
フィーネとイゼッタの過去が少しずつ明らかになってきました。といってこれが全てなのかもしれませんが。
魔法でピンチを潜り抜けましたが、状況が悪いことに変わりはありません。
イゼッタとフィーネの関係にいいぞ~となりつつ、うっちーがいつ話すのか気になってしょうがない2話、感想です。
終末のイゼッタ2話「傷痕と、銃声と」感想
舞台
戦況
1話終盤でゲルマニアがエイルシュタットに侵攻を開始しました。戦況はゲルマニアが有利ですが、エイルシュタットはしぶとく反抗しています。砦がひとつ落とされたものの、窮鼠猫を噛むで橋を壊し、それ以上進軍できないようにしました。それが今度、フィーネたちにとっても障害になってしまいました。
魔法と魔女
イゼッタは一族的に魔女の血を引いていて、さらにその末裔です。ということからこの世界における魔法は勉強、修行して身に着けられるものではなく遺伝的なものなのですね。
さらに魔力は体内にあり、触れたものか、体内から排出したもの(血液)を介して力を行使できるようです。てことは鼻水なんかでもいいのか。1話では空気中を漂う魔力のようなものの描写がありましたが、イゼッタは体内で魔力を生成しているのではなく、空気中のものを取り込んで力にできるのでしょうか?あの心臓みたいに動く緑の塊は残りMP?
登場人物
イゼッタ
白くないけど魔女。歴代でも強い力を持っています。魔力の関係か、力に制限があるようです。ということは力の強さ=魔力ではないのか、それとも別の発動条件があるのか。おまえが最後の魔女、と言われてましたが、将来的にイゼッタが子を持ったらどうなるんでしょう。劣性遺伝子だから一般人と子を設けたら引き継がれないのかもしれません。また男は力を相続できないのか。
フィーネ
どうやら裸になるノルマがあるようです。国の為に命を賭す姿勢は相変わらず、加えて友への思いやりまで欠かさない。完璧か。1話でちらっと映った脇腹の傷はかつてイゼッタを庇ってできたものでした。となると、イゼッタのトラウマは2つ、フィーネに庇われた時と血だまりの中の靴?(一個中隊を潰した時でしょうか)のシーンですね。
ハンス
役得敗軍の将。彼が指揮官としてどうなのか、は次回以降へ持ち越しです。
ベルクマン
相変わらず胡散臭い。イゼッタたちを追いかけてくるのでしょうが、空を飛べない彼はまだ少し時間がかかりそうです。
感想
人を殺した実感
姫様を抱えたまま空戦に突入したイゼッタは、自分が人を殺したのだと実感します。それに応えるようにおまえだけに手を汚させないと、乗っているライフルの引き金を引くフィーネ。いいコンビです。こういう戦争もので、人を殺しそれを自覚しつつも即座に大切なもののために覚悟を決める主人公って珍しい気がします。
姫さまとイゼッタの思い出
魔法を疎まれて生きてきたイゼッタにとって、フィーネは初めてその能力を否定しない人間でした。歴代でも強い力を持つイゼッタは、おそらく魔法を否定されることが自分を否定されることだと感じていたのでしょう。そこにフィーネが来たらそりゃ好きになってしまいますよ。
イゼッタとおばあさまの約束
力の強いイゼッタ、そして魔女の一族であるおばあさまはヨーロッパを旅しながら、身分を隠していました。旅をしていたのはイゼッタの言うように身分がバレるのを防ぐのもあったのでしょうが、もしかしたら何かを探していたのかもしれません。
それにしても魔女の数が圧倒的に少ない(イゼッタの一族のみ)ので、この世界での中世魔女狩りはリアル魔女のことだったのでしょうか。それか白い魔女伝説を求めたひとたちに乱獲されたとか。
「希望」
逃げろというフィーネに対し、希望になってくれるならエイルシュタットの為に戦うと答えたイゼッタ。逃げたところでイゼッタはベルクマンに狙われてしまう気がするんですが、まあいいです。ここでイゼッタが言う「希望」は単純な意味なのか、別に意味があるのか。
その答えも今日の3話でわかるのだろうかというところで感想以上です。