ダーリン・イン・ザ・フランキス10話感想
オトナとの初めての遭遇。
オトナは自分たちと色々な意味で全く違う生き物だったわけですが、ゾロメはあまり頓着していなさそうですね。
ダーリン・イン・ザ・フランキス10話「永遠の街」感想
世界観
都市の中
オトナたちは普段、顔を隠して生活しているようです。なんで?
そしてパートナー制度はあるものの、ほぼコミュニケーションを取ることもなくすごしていると。匿名性が進みすぎて個人が薄れ身近な人ですら他人になってしまった成れの果てみたいですね。しかしペットはいると。
登場人物
ヒロ(CODE:016)
正装は初めてな気がします。ゼロツーの異変に気が付きつつ、まだ彼女が悩んでいることはわからないようです。情操教育の欠如ですね。
ゼロツー(CODE:002)
牙生えてる。角っ子に牙はもはや王道ですよ。真面目に考えると、ヒロの黄血球数異常がゼロツーに影響したのでしょうか。ナナハチがヒロだけ他の人と違い、黄血球の数が増えていると言ってましたね。ちなみに黄血球はフランクスとのコネクトに必須の物質で、コドモの体内にのみ存在するようです。人為的な香りがします。
ゾロメ(CODE:666)
ペット用のやつで治療された。その無邪気さでいつか大変なことをしでかさないか心配です。オトナの生活を垣間見た彼は、それでもオトナになりたいと願うのでしょうか。
感想
「お母さん」は守ってくれない
オトナを前にして、懐かしいと感じたゾロメ。彼女とゾロメの目の色が同じなのはわざとでしょうか。ゾロメに触れようとした彼女からは確かな母性を感じたのですが、「守ってくれそうな」発言の後ではまるでドライな対応でした。彼女の発言からしてコドモがオトナになれないのはほぼ確定です。また、だれ一人オトナは名前を名乗りません。
名前をなくし、コミュニケーションもなくし、旧時代を不自由と言う彼らの世界はまさしくディストピアです。でもその感覚は今を生きる私たちだからディストピアと感じるのであって…と小難しいことを考えてしまいます。