ケムリクサ7話感想
1話の中での魅せ方がすごすぎる
ケムリクサ7話「Episode.7」感想
世界観
ケムリクサとムシ
島と島の間にあった壁(の残骸)、ケムリクサの木、そしてムシはほぼ一体のシステムなのでしょうか。木を守るために壁があり、その壁から警報が発せられるとムシが防衛機能として働く、そんな風に見えました。
で、その壁をどうこうできるのもカンリであるわかばだけなのか?それともケムリクサを扱える姉妹も壁を操作できるのでしょうか。けれど、もしそうであれば、りょくちゃんが解明してないはずないんですよねぇ。
登場人物
りん
もう完全に惚れてるじゃないですかー。
わかばに促され、初めて自分のやりたいことを口にしました。それが姉妹を想っての願いというのが何ともまあ、りんちゃんらしいのですが。
ともかく、物語の主人公的存在であるりんちゃんが目標を定めたことでこのアニメの最終ゴールも決まったようなもんです。
りつ
みどりちゃんブリーダー。わくわくキラキラしてかわいい。
彼女は本当にこの環境で生存するのに向いていないというか何というか、水のところへ着いて安心しきった顔を見て切なくなりました。
りな
かわいいけど木をドスンドスンするのは止めてほしいのな。高所恐怖症としてはアニメながら手汗かいてしまいました。
わかば
普通に戦えるようになりましたね。りんちゃんとのコンビネーション良かったです。
りんちゃんからの信頼度が上がったからか、今回で腹に巻かれていた蔓?は取ってもらえたようです。
感想
1話の感想で「これは植物とムシの戦いという認識でいいのか」と書きました。今回、アカムシは赤い木から生まれることが分かりました。2者は敵対ではなく結び付いていたのですね。
そもそもムシが日本語のメッセージを映していたりだとか、ケムリクサの操作があまりにもデバイス感があったりだとか、人工物要素はそこかしこにありました。つまりケムリクサもムシも人類が生み出したものと考えて良さそうです。
そうなると、なぜアカムシは大きなケムリクサを襲っているのかという疑問が出てきます。上で書いたようにケムリクサの防衛機能としてのムシであれば、襲う理由がありません。ケムリクサとムシは主従関係にあります。
おそらく赤いケムリクサと大ケムリクサは敵対関係にあり、互いにムシを使って戦っているのかと思いますが……大ケムリクサは枯れかけのようですので、襲われるがまま、というところでしょうか。
さらに考えて、なぜケムリクサ同士が争っているのか。人類の代理戦争として生み出されたのか、赤いケムリクサの方が何かに汚染されているのか。アカムシを倒すとムシに戻るということは後者の方かなと思います。
それとはまた別にりんちゃんたち出生の謎もありますね。さいしょのひとが人類の生き残りであれば、ケムリクサ、ムシと生み出して最後にりんちゃんたちを作ったと考えられます。その場合の目的は当然「赤いケムリクサとアカムシの殲滅」でしょう。
逆にさいしょのひとが人類とは関係のない生物だった場合、ケムリクサを利用して生きられる体をりんちゃんたちに作って与えたわけですが……そっちのパターンだと目的がよくわかりませんね。
ともかく、7話は一時の安寧から絶望へと、そしてりんちゃんのやりたいことが見つかるなど目の離せない展開でした。