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アニメ感想・考察ブログ

夏雪ランデブー10話感想

幽霊なう。

夏雪ランデブー10話感想

 


絵本の世界の葉月くんは姿かたちが島尾くんになっちゃいました。
体を乗っ取られたせいで親指姫が言っていた通り、仮死状態になったようです。
ここでの店長の言葉がきついですね。
と思っていたら店長の皮を被った島尾でした。
うーん、それより絵本の世界の登場人物全員が島尾の分身と考えたほうがいいのでしょうか。
四面楚歌ですね葉月くん。

絵本の中とはいえ崖からつきおとされて死んでしまった葉月。
ここの描写がすごく少女漫画っぽいです。

葉月は気がつくと森の中でふわふわ浮いていました。
目の前にはスケッチブックと葉月in島尾が背負っていたバックパック。
ここは島尾と店長が登っていた山でしょうか。
つまり葉月は精神だけのまま現実世界に戻ってきてしまったということで
イコール幽霊ですね。
幽霊になると裸足になるのが決まりかなにかだろうか。

散策していると目の前に自分と店長がいました。
店長がここで普通に葉月を島尾として扱ってるんですがすごくもやもやしたものを感じます。
葉月に対する気遣いとかないんですかね。
それとも一瞬だけの奇跡と思って嬉しさが優先してしまっているのでしょうか。

島尾は幽霊葉月が見えるようです。
店長にはなんとかごまかして2人きりに。
その前に自分と店長がラブラブしているのを見てちょっと嬉しかったりやきもちやいたりで忙しい葉月くん。
そんな悠長にしていられる場合じゃないと思います。

島尾はすっかり体を返す気はないようですね。
体がなくなったら理性がなくなって執着心が増えてもしょうがないというのが島尾の言い分です。
果ては無理心中まで。
店長を想って涙まで流す葉月の様子を見て島尾は体を返すと思いきや
そのまま店長のところに行ってしまいました。
葉月は葉月で島尾と同じ状態になってちょっとだけ同情してしまっています。

しかしよく死んだ配偶者が間際に「自分を忘れて良い人見つけて幸せになって」って言うことがありますけど
実際には島尾みたいに思ってしまうかもしれませんね。

島尾が戻ったとき、やっと店長が本物の葉月の心配をしてくれました。
おおお、よかったです葉月くん。
いつから島尾だったのか尋ねる店長に、それって重要? としらじらしく返す島尾。
そりゃ店長は「自分の好きな人が怪人二十面相みたい」って悩んでたくらいですし。
あの時は? あの時は? と一つ一つ島尾だったのか葉月だったのか確かめていく六花ちゃん。
それ知らない! って慌ててる葉月くんが唯一の癒しに思えます。
正直1話のときはなんだよこいつウジウジしやがってって思ってました。
そして店長から島尾くんにとどめの一言「私が好きになった葉月くんはどこ?」
おおお。
でも店長の気持ちってふらふらしてよくわかんないです。
来週あたりけろっと「やっぱり島尾くんが」って言ってそう。