ダーリン・イン・ザ・フランキス4話感想
4話にしてストレリチアの内部公開&ヒロが一歩前へ踏み出しました。
共闘した経験が初めてだろうゼロツーを思うと涙を禁じえません。
ダーリン・イン・ザ・フランキス4話「フラップ・フラップ」感想
世界観
プランテーションは移動できる
今回の話はプランテーションを移動させようとしたところ、叫竜が来てしまったのでフランクスで撃退…という流れでした。
その中で都市は丸ごと移動形態になれることが判明。最悪の場合はこれで叫竜から逃げるという手もあるのでしょうか。
叫竜の形態
1、3、4話と叫竜が登場しましたが、竜らしかったのは1話のもののみ。3話は蜘蛛のような球体でしたし、今回は蛇でした。蛇も竜の一種と考えるならまあ…竜なのでしょうか…。
マグマエネルギーに集まってくる、青いものを便宜上叫竜と呼んでいるのかもしれません。
登場人物
ヒロ(CODE:016)
覚悟はいいか?今までゼロツーから求められているばかりでしたが、初めて自分からゼロツーのもとへ走りました。ヒロはパパたちのために戦うというよりもむしろ自分のアイデンティティ確保のためにフランクスへ搭乗してるように見えます。だからパパの意向にも歯向かえると。
ゼロツー(CODE:002)
ヒロと乗ってる時の声が優しすぎません?今まで搭乗中のゼロツーが映っていなかったので特殊なことをやっているのかと思っていました。普通にイチゴたちと同じ格好ですね。ただし前回の「全力出しちゃう」時のゼロツーがどうなっているのかはまだ不明です。
感想
フラップフラップ
今回のサブタイ、フラップフラップは英語の俗語で「性交中の音」を表します。いや、偶然ですよね?知らないで使っちゃったんですよね?と思いたい。
穢れた血?
冒頭でAPEの面々がゼロツーをこれ以上穢れた血のもとにおいておくな、みたいなことを言っていました。彼らにとってはゼロツーが正でヒロたちが誤なのですね。これではゼロツーが「化け物」「人間じゃない」と言われて気にしていたのと正反対です。もしかしたらヒロたちにも多少なりとも叫竜の血が入っているのでしょうか。コドモたちは人工的に誕生している感じがありますし、その叫竜の遺伝子の提供者がゼロツー…としたら時系列が矛盾しますね。気になります。
みずから動いたヒロ
思い返してみれば、ゼロツーに面と向かって化け物とか、怖いとか言った人はいません。君と乗るのに恐怖を感じる、と言ったのはヒロが初めてです。
推測ですが、これまでゼロツーと搭乗したいと言ってきた人たちは、自分なら乗りこなせる、3回目を過ぎても死なないと自信のある人たちばかりだったのではないでしょうか。でもヒロは違いました。君と一緒なら飛べる、3回目で死ぬかもしれないがその恐怖を乗り越えると。
つまりゼロツーにとって誰かと一緒に乗って、一緒に戦うのは今回が初めてだったのかもしれません。一方的に支配しようとするのではなく。そういう意味では処女です。誰かと言葉を交わしながら飛ぶことを彼女はずっと熱望していたのだと思うと不覚にも泣けます。
余談ですが、前話の感想でキリスト教は3つの試練が~ということを書きました。3つの試練は仏教も同じなのですよね。ブッダは菩提樹の下で3度試練にあう。1つ目は情欲、2つ目は恐怖、3つ目は民衆に従う。情欲というと話が変になりますが、要するに願望、実現、後悔だそうです。なんだかヒロの状況と重なる部分があるなと感じる次第でした。