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アニメ感想・考察ブログ

ダーリン・イン・ザ・フランキス1話感想

未来SF、いわゆるロボットもののアニメですね。

子ども、ボーイミーツガールと王道を行く姿勢好きです。

彼らは不格好でも自由に空を翔ることができるのでしょうか。

ダーリン・イン・ザ・フランキス1話「独りとヒトリ」感想

世界観

プランテーション

移動要塞都市。このアニメ、こういった作品には珍しく公式HPに用語集的なものがないのですね。

人々はプランテーションに居住しているようです。周りは見渡す限り海もなく、赤い砂漠地帯のように見えます。ドーム状で、空と居住区はガラスで区切られていました。

ここが地球なのかどうなのかは不明。人類が吸える空気はあるようです。

ミストルティン

パイロット居住施設。主人公ヒロが暮らしていたところです。かなり良い暮らしをさせてもらってそう。通称鳥かご、大人たちは趣味が悪いですね。

ミストルティンは北欧の言葉で「ヤドリギ」を意味します。北欧でヤドリギと言えば愛され神様バルドルを死に至らしめたものが有名ですね。この作品の場合は「クリスマスにヤドリギの下でキスをする」というところからも取られているのかしらん。あとは宿木だけに「パラサイト」とも関係してそうです。

フランクス

子どもしか乗ることのできないロボット。公式HPでは「鋼鉄の乙女」とルビがふられていました。男女一組でどうやって起動、操作しているのかは2話以降で説明でしょうか。相性によって姿形が変わるようです。

今回だと操作は女性主体に見えましたが、それだとヒロが「神童」と呼ばれた意味がよくわからない。

叫竜

テンションのあがるデザインをしてますね!巨大生命体だそうで、中に人がいるわけではなさそうです。しかし謎に包まれているというからには叫竜の成り立ちにも迫っていくのでしょうか。

登場人物

ヒロ(CODE:016)

主人公。自分の居場所に悩む思春期。何らかの原因でフランクス搭乗資格を失ってしまったようですが、特例でミストルティンへの残留が認められています。彼が神童と呼ばれていたことに由来するのでしょうか。

ゼロツー(CODE:002)

ヒロイン。叫竜の血を引く有角の少女。鬼じゃ。

単純に生まれた(見つかった)順からCODEがふられているのなら、ゼロツーちゃんは2番目ということになります。001はどうなったのか。

イチゴ(CODE:015)

おかっぱちゃん。名づけが単純すぎる。ヒロを気にかけている素振りを見せながらも自分はちゃっかりパートナーがいます。そういう思わせぶりが男子を勘違いさせるんですよ。

ゴロー(CODE:056)

眼鏡。イチゴのパートナー。ヒロ、イチゴと仲良しとはいえCODEにかなり隔たりがありますね。年の差があるとは見えないし、それだけ毎年多くの子どもが生まれ、落第していっているということでしょうか。

フランクス博士

偉そうなおじいちゃん。開発者かしら。この人も仮面の側に角がありますね。

ゼロツーと関連性はあるのでしょうか。

感想

比翼連理のだーりん

物語出だしで繰り返された「比翼の鳥」は中国の伝説で語られているそうです。一つの眼と一つの翼しか持たず、地上を歩く際はそれぞれだが空を飛ぶ時は助け合ってペアになると。言わずもがな男女が仲良しなことを表す「比翼連理」はここからきています。 

男女一組という話はギリシア神話にもあります。人間は元々男女、男男、女女で一体だったが二つに分かれてしまったため、元に戻ろうと分身を探している…というものです。ここで同性愛をカバーしているのはギリシア神話さすがとしか言いようがありません。

ともかく、人は不完全であり、それを埋める存在に出会えた時、本当の力が発揮できる。何事においてもそうなのかもしれません。

名前のない子どもたち

本来子どもたちに名前はないそうなので、ヒロたちは自分らで名付けあったのでしょう。ナオミの言い方からしてお互いパートナーの名前を付けたのか。全員CODEからの語呂合わせっぽいですね。

とするとナオミはCODE:703?コード桁が3桁なので多くて999人いるのでしょう。欠番を埋めていく形であればさらに多くなりますね。