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アニメ感想・考察ブログ

サイコパス3話感想

だんだん朱ちゃんがかわいくみえてく~る。

PSYCHO-PASSサイコパス3話「飼育の作法」感想

 


前回朱ちゃんの寝起きだったので今回はコウガミさんのプライベート時間からです。
正直朱ちゃんの寝起きがもう一回見たかったです。
さておき、コウガミさんはものすごくトレーニングしてます。
これが自室だとしたらドン引きするレベル。
水を頭からかぶっていますが、床の掃除は誰がするんでしょうか。
別の部屋へ移動すると、壁一面に写真が貼ってありました。
全部捜査関係の写真でしょうか。
執行官にどれくらいの自由が許されているのかも、気になるところです。
外出できないということは誰かに買い出し行ってもらっているんでしょうか。
それとも施設内に生活必需品プラスアルファくらいは買える場所があるんですかね。
そういや給料とかどうなってるんでしょう。
給料をもらっても外出できないんじゃ、あんまりです。

さて、事件です。
八王子の工場で死人が出たそうです。
事故死扱いになりそうですが、どうにも怪しい。
そんなわけで公安課の出番です。
潜在犯を捕まえるシステムなのに、殺人事件は未然に防げないんですね。
気になるのが会社に「公司」ってついてたことです。
1話も「~飯店」があったりしましたし。
日本はずいぶん中国化されているようです。
シビュラシステムも社会主義っぽいですし、中国に呑み込まれた日本という未来なのだろうか。

工場で現場検証です。
工場内はネットがオフラインで、少人数制。
よって社員の休みは少ないようです。
カガリが「陸の孤島」って言ってましたけどネット使えないくらいでそこまで言いますか。

執行官も現場検証に立ち会うんですね。
てっきり頭脳を使うのは監視官だけかと思っていました。
朱ちゃんはマサオカさん、カガリと一緒に一旦護送車へ。
宜野座さんと残りは工場長のもとへ。
なんか、マサオカさんっていつも朱ちゃんと一緒にいるし、もうサブ主人公でいいんじゃないですかね。
蛇足ですが宜野座さんだけ一発変換で出てきてびっくりしました。
よくある名字なんでしょうか。
この会社の存在自体が怪しげです。

ここではオフラインなのでドミネーターが使えないようです。
シビュラシステムへ優先的に接続できるのがドミネーター。
普段一般人がチェックしてるのはあくまで簡易的なものだそうです。
完全に思えるシステムの欠陥その1ですね。
それより、いまさらですが「シビュラ」システムなので公安課?のマークが蛇なんですね。
アポロン神託→シビュラ アポロンの眷族→蛇 というつながりでしょうか。
アポロンの眷族である公安課が、シビュラが受け取った神託を基に動く、という。
シビュラシステムに予言を行っているアポロンは一体何者なんでしょうか。
でもなんでアポロンなんでしょう。
普通こういう「刑事モノ」だったら司法の神を持ってきそうですが。
アポロンは音楽と弓矢の神です。
それにこの神、ギリシア由来ではないですし。
思いっきり深読みすれば、このシビュラシステム及びそれに類するものは、この朱たちが住む日本由来のものではないってことでしょうか。

とりあえずお昼ごはんです。
カガリくんは食べ方が幼児っぽいです。
施設で躾教育はしてくれないんでしょうか。
工場長から話を聞いていると、なんだか騒々しくなりました。
この工場長はヨルムンガンドに出てきそうです。
ネットが使えなくて娯楽もない、勤務時間は長いこの職場ではストレス発散にいじめがあるようです。
社会がうまくいくためのひとつだとか。
2話で弥生ちゃんが紙の雑誌読んでませんでした?
紙の文化が廃れていないならオフラインだろうがいろいろと娯楽あるんじゃないですかねえ。
話を聞いてムッとする朱ちゃん
そこにコウガミさんがいじめられている人へ手を差し伸べにいきました。
ほくそ笑む朱ちゃん
あれ…どうしよう、かわいい。

捜査会議です。
司会はマサオカさん。
社員はいじめによってストレス発散、サイコパス検査にも全く引っかからない。
いじめられている人はだんだん色相が濁っていくものの、問題になる前に異動命令が出る。
ところがこの半年間、いじめられている人間は変わっていない。
色相が濁らないから。
そして事故が起きるようになったのもこの半年。
殺人しているのに色相が濁らないなんて、と驚く朱ちゃん
昔はよくあったことさ、とニヒルなマサオカさん。
かっこいいですねえ。
そうそう、これは1話から疑問だったんですよね。
例えば「殺人は普通のこと」と教育された人間とか、本能的に犯罪する人とかは犯罪係数で検出されないんじゃないか?
そこらへんどうなっているんでしょう。
完全に思えるシステムの欠陥その2でしょうか。

勘で殺人だとわかったんだぜぇ~って言うマサオカさんに対して、宜野座さんは怒ってしまいました。
勘などあてにならない、数値が全てだ、と。
なんでしょう、勘に家族を殺されでもしたんですか?
いい考えがあるとコウガミは提案しました。
でも怒った宜野座に却下されてしまいます。
そこで朱ちゃんの出番です。
コウガミを信じてやってみようと朱ちゃん
賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ。
朱は後者だったんだなと怒られてしまいました。
歴史って言われても、犯罪係数を使うようになった経緯が朱ちゃんもこっちもわからないわけですし。
心なしか宜野座さんは朱ちゃんに対して物腰やわらかですが、監視官だからなんでしょうか。

やってみろ、と言われてみんなで犯人をあぶり出しです。
まずドミネーターを使えるように配線をつなげて、そこまで容疑者を誘導します。
誘導役はコウガミさんと朱ちゃん
容疑者は男子トイレに入ってたのでコウガミだけが向かいます。
やっぱりお昼のとき言われてた「個室」ってトイレのことだったんですね…。
暴れないで、と言ったのに容疑者を脅迫して怒鳴りつけて散々のコウガミさん。
朱ちゃんもびっくりです。
かわいい。

焦った容疑者は誘いにのってきました。
あわや、というところでドミネーター到着、本気の銃は威力が半端なかったです。
脅威だと判定されれば機械でも使えるんですね。
でもそこまで銃に威力を持たせる意味って何でしょうか。
潜在犯を捕まえるだけなら、気絶させるやつとぶくぶくどかーんのやつだけでいいはずだと思うんですけどね。
犯人を追うコウガミの目は、完全に猟犬だったと朱ちゃん
えっ、じゃあ前回のって演技だったとか?
けど今回のコウガミさんの熱演を見るにそれはありえないと思います。
猟犬としての容疑者確保の作法が身に染みついてしまっているだけでしょうか。

このアニメってシステムは割とどうでもいいのかなという気がしました。
どっちかっていうと人に焦点あててますし。
朱ちゃんは完全にサイコパス世代なのでシステムに欠陥があるとは考えられないんでしょう。
というか、それ無しの世界が考えられない。
逆に最低でもマサオカさんが物心つくまではサイコパスなかったみたいなので、導入されて新しいシステムとも言えます。
ちょうど、システムの欠陥や矛盾、不具合が見つかる頃なのかもしれません。