91Days9話感想
計画も作画も崩れていく9話、感想です。
91Days9話「黒ずんだ野望」感想
登場人物
アヴィリオ・ブルーノ(アンジェロ・ラグーザ)
...なんか顔ちがくない? ローレスに居を構えたみたいです。しかしその家でベッドに横たわることはなかったアンジェロ。今回コルテオが捕えられた時といい、友を心配する気持ちと保身が入れ混じっていて、非常に人間らしいんですよね、彼は。
ネロ・ヴァネッティ
...今回で新たなるドンになりました。本当に何も考えてないのか?
コルテオ
…軟禁から人質にと忙しかったですね。果たしてコルテオは無事なのか。お家はぐちゃぐちゃです。
バルベロ
…アンジェロを疑っている。ネロには一笑に付されていましたが、ネロ側が生き残るためにはバルベロがどこまでアンジェロの正体に迫れるか、になってきそうです。
ヴィンセント
…去り際を心得ているじいさん。あまり物語に関わってくることはないかもしれません。後は殺されるのを待つだけか。
感想
霧のローレス
霧の向こうは不思議の国…と言うくらいですから、霧は幻想的な雰囲気を演出します。初めて人を殺してしまったコルテオの、夢見心地というか現実逃避を感じさせる霧でした。
アンジェロの心配
リビングにぽつんと置かれた電話でコルテオが裏切り者と告げられたアンジェロ。駆けつけた彼はさすがというか、表情には何も出しませんでした。しかしなぜネロを殺そうとしたか口を割らなかったコルテオの動機を察することができたのはアンジェロだけでしょう。
であればこそ、コルテオが暴力に屈して口を割らないか心配であり、また裏切りの理由を知っているからこその情もあったのではないでしょうか。正直、描写からではどっちとも読み取れないので、これはアンジェロ自身も自分の気持ちをよく整理できていないのでは。
チェロット
コルテオに代わってすっかり唯一の常識人になってしまいました。家に来たところから、もしやアンジェロの正体と目的を知っているのか、と思ったのですがアンジェロはそうほいほい正体を明かすような性格もないでしょう。
「ネロ」を殺せ?
4人目であり、手紙の主だったガンゾ。コルテオを人質にとり、最初に要求したのはネロの殺害でした。対して、アンジェロとしてはネロを介してヴィンセントまでつながる予定でしたので、おそらく殺害の順序としてはネロを最後に持ってきたのではないでしょうか。ガンゾはアンジェロがネロを殺した後どうするつもりだったのでしょうか。ヴィンセントは自分の手で始末する予定だった?
4人目
ついにアンジェロは手紙の差出人かつ復讐相手にたどり着きました。電話で告げられた時間を過ぎてしまいましたがコルテオは無事なのか。
そしてガンゾの狙いは何なのか。気になるのは手紙にあった「父の親友」という肩書ですが、どこまで本当なのか。ただ自分がトップに立ちたいがための利用なのか。
善意からの手紙と思えないのがこのアニメのすごいところです。「黒ずんだ野望」ですし。