終末のイゼッタ4話感想
魔女の秘密が明らかになり、白き魔女の伝説についても人間側と魔女側で伝わっている印象が違うなど、ふんわりしていたものがはっきりし始めました。
一方でゲルマニア帝国の皇帝もイゼッタの実在を確信してしまいました。
イゼッタとフィーネが改めて手を取り合った4話、感想です。
終末のイゼッタ4話「魔女の秘密」感想
舞台
今回戦火を交えることはなかったため、状況は変わらずです。国境付近では前回のケネンベルク含め3か所で攻防が続いています。ルーデン湖畔は普通にゲルマニア帝国の都市でした。
イゼッタ(白き魔女)の公表、フィーネの即位で兵の士気がどれだけあげられるか、また他国をどこまでひるませることができるのかが今後気になるところですね。
アトランタ合衆国
フィーネ専属の家庭教師、エルヴィラがかつてマスコミの仕事をしていた地です。そのままアメリカ合衆国と思っていいでしょうか。また、エルヴィラはアトランタ出身なのか、であればエイルシュタットに来た理由はなにか。
もしアトランタがアメリカと同じ歴史を辿っていたとして、この戦争に関与してこないのは変です。戦争すればするほどお金が儲かる時期ではなかったでしょうか。と思ったんですが、アメリカの参戦は真珠湾がきっかけでしたね。この世界でのアジアはどうなってるのでしょうか。気になることがいっぱいです。
登場人物
イゼッタ
フィーネに代わって裸を披露してくれました。最後の魔女として、フィーネに希望を託し彼女のために戦うことを決めます。
フィーネ
父が亡くなったため、大公になることとなりました。イゼッタを巻き込む代わりに彼女の希望を叶える覚悟を決めます。
ビアンカ
姫様親衛隊。彼女の純粋さがこれから何かとドロドロするであろう状況の癒しになりそうです。
ロッテ
姫様つきのメイド。少女なのか、背が伸びないだけなのか。
エルヴィラ
姫様専属の家庭教師。かつてアトランタ合衆国でマスコミの仕事をしていたようです。
その人脈とスキルを買われてフィーネ即位&白き魔女の宣伝役に選ばれました。衣装デザインも手掛けているのでしょうか。
ジーク
大公の補佐官。他の将軍に比べて頭が回るようです。
オットー
ゲルマニア帝国の皇帝。冷徹な感じ満々です。名前はゲルマン系の名前で「まさに!」、実際神聖ローマ帝国にも同名の皇帝がいました。が、なぜそのチョイスなのか気になるところです。正直もっと有名どころはいたような。
感想
レイライン
首都に戻ったフィーネは父の死を悲しむ間もなく会議です。その中でイゼッタの口から魔法の秘密が語られました。地下にはりめぐらされたレイラインから魔力が供給され、それを用いて魔女は魔法を行使するようです。
レイラインといえば古代遺跡を結んでいくと直線になるよう建造されている説です。日本だと五芒星が~とかスカイツリーの時とか話題にあがったことがありました。
それがエイルシュタットの現首都ではほぼ魔力がなく、旧首都(廃城)は豊富にありました。だからフィーネ即位&イゼッタお披露目を旧首都でやることになったわけですね。ついでに地下にヨーロッパのレイライン地図、白き魔女の像と伝承っぽい絵が残されていました。
白き魔女は裏切り者
イゼッタ側魔女にとって、白き魔女は裏切り者でした。幼少期の回想を見ても人間と魔女は割と対立構造にあったようですし、人間に与した魔女=敵ということなのでしょうか。それとも人間側に立って魔女達と戦った?
廃城の地下にレイラインの地図があったことから、おそらく過去のエイルシュタットのお偉方(フィーネの祖先?)は魔女の秘密を知っていたはずです。秘密を漏らしたことを指して裏切り者だと言うなら話は簡単なのですが。今後白き魔女伝承の真実も明らかになるのでしょうか。イゼッタの言う通り、秘密を漏らした者(白き魔女)も聞いた者(エイルシュタットお偉方)も殺されてしまったのなら、血みどろ一直線です。
地下にあった絵の一つが白き魔女に首を絞められている人間にしか見えませんでしたが、感想以上です。