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アニメ感想・考察ブログ

終末のイゼッタ6話感想

穏やかな日常の裏で戦争の生々しさが描かれました。

フィーネは汚れ仕事を担っている者がいることに気づいているのかいないのか、どこまでも気高く為政者たらんとしています。反面、イゼッタは覚悟を決めたような表情を見せました。

次回からはブリタニアへ舞台を移すであろう6話、感想です。ついでに月刊パンツァーの感想もちょろっと。

終末のイゼッタ6話「穏やかな日々に…」感想

舞台

今回も特に戦況変化なしです。ゲルマニアの侵攻は一旦止まりました。ブリタニアで何か動きがあるとのこと。そのせいか今話のエイルシュタットは一時平和を取り戻したかのようでした。一方ゲルマニアは特務が暗躍中です。

イゼッタの秘密もあわやというところでばれるのを防げましたが、今後どうなるでしょうか。

登場人物

イゼッタ

社畜属性。社交界的なマナーはからきしのようです。今回わざわざ習っている描写があったということは、ブリタニアなどで披露する機会があるのでしょうか。

フィーネ

姫様属性。賢いが抜けているところがあると国民から愛されますね。甘いもの好きなようです。

エルヴィラ

Sっぽい。ジークが裏で手を回しているのを知っているようです。しかし彼女自身はそれをよく思ってなさそうですね。

ジーク

汚れ仕事もこなします。血界戦線でいうとスティーブンポジションですね。自分の不始末(というより将軍の、でしょうか)は自分でつけるというのが立派です。

ヨナス

メガネ。国のためならなんでもできるといいつつ、彼にとっての国は愛する妹が暮らす場所、程度の意味合いだったように思います。良くも悪くもイゼッタという魔女に翻弄されてしまった人生でした。

感想

不穏なゲルマニア

魔法VS科学の様相を呈してきました。戦闘機のほうはいいとして、皇帝たちが魔女の存在にある程度確信をもっていたのか視聴者側に明かされるのはまだ先でしょうか。そして皇帝の狙いは何なのか。イゼッタを手に入れて世界征服ですかね。

キルシュパイ

キルシュ=さくらんぼです。食べる時の効果音がすごい凝ってましたね。こういったものは生活に最低限必要のないものです。つまり食べられる=(金銭的にも物資的にも)余裕があるということになり、平和や豊かさの象徴に繋がります。そんなキルシュを囲んで笑い合える国民もフィーネも、エイルシュタットの本来の平和性を表しているようですね。

国のためならなんでもできるか

ジークがとった行動は一番確実で残酷な方法でした。上の不祥事の始末を下が被ると言ってしまえばよくある構図ではありますが。戦争に勝つためならなんでもするジークは、エイルシュタットを第一に考える補佐官として正しいのでしょう。その「なんでもする」の中に、たとえば大公を犠牲にしても、という一文は含まれるのか気になるところです。

ブリタニア

 魔女のことに興味津々なブリタニアのため、イゼッタはフィーネと共に海を越えていきます。意気揚々なフィーネに比べ、何か覚悟を決めたようなイゼッタの表情は何を表しているのでしょうか。ブリタニアなら魔女に対しても好意的に受け止めてくれそうではあります。

月刊パンツァー感想

初めて買いました。全138ページ中イゼッタ関連のページは見開き2ページと僅かですが、情報量は多いです。人口や軍編成、戦車などアニメで説明しづらいことを中心に記述があり、また別角度から見たエイルシュタットもいいものです。

寡聞にして戦車には詳しくないので後半はちんぷんかんぷんでしたが、気になる部分だけ書いていきます。エイルシュタットは空軍の立場が低いというのが悲しいところです。

人口

エイルシュタットの人口は約100万人だとか。初出のような気がするのですが、アニメで説明あったでしょうか。実際のリヒテンシュタインの人口は3万程度なので大分違います。それにしたって横浜市が約370万人の人口なので国としては小さいものです。

それから徴兵制を採っています。有事の際は軍人として駆り出される感じですね。察するにヨナスなんかはこの予備役だったのではないでしょうか。

実はとっても偉いのだ!

アニメのキャプチャー(シュナイダー将軍)にそう添えられてしまったほどの将軍です。驚いたのが彼は戦時昇進で元帥になっていたことです。大丈夫なんでしょうか…。

若手将校が研究熱心なのと、老将軍たちがその意見を取り入れる柔軟さはエイルシュタットの良い所でしょうか。

以上、フランスだったりテルミドールだったりそこら辺がごちゃ混ぜだったのが少し残念だった感想です。