プリンセス・プリンシパル5話感想
ちせちゃん加入回。
彼女の背景と、そして少し日本の背景とが見えました。
4話で、日本が共和国を見極めているのはコントロールも織り込み済みだったのですね。それともすっかり共和国側に引き込めたとホクホクしていたのでしょうか。
すでに放送が終わって久しい5話ですが、過ぎ去りし時を求めて感想です。
Princess Principal5話「case7 Bullet&Blade's Ballad」感想
世界観
日本
極東の島国。
不平等条約を結ばされている(改善に向けて動いている)、「未開の地」という表現、戊辰戦争の存在。さらには堀河公による「幕府の亡霊」という言葉からも、だいたい私たちの歴史と同じ日本ということになりそうです。
幕府による鎖国→開国(不平等条約)で、日英同盟が1902年ですから、今回のプリンセスと堀河公の繋がりがその同盟にも響いてくるのかしらん。
時系列
case1(2話) チェンジリング任務・プリンセスが仲間に
case2(3話) 紙幣の原盤取り戻す任務・ベアトが心を許す
case7(5話) ちせ加入・堀河公と知り合う
case9(4話) ケイバーライト試作品奪取・チーム名決定
case13(1話) エリック亡命任務
任務
堀河公暗殺計画にプリンセスが巻き込まれるのを阻止(ついでに暗殺阻止)
暗殺者藤堂十兵衛を殺す(ちせの使命)
登場人物
アンジェ
真面目な日本人にはたじたじ。本人が根本は真面目だからなのでしょうか。
「痛いの痛いのとんでけー」は、英語圏でも似たようなおまじないがあるので、知らなかったアンジェは、今まで言ってくれるような存在がいなかったのでしょう。生い立ちが垣間見えますね。
ベアトリス
なんだかんだと改造されたことで命が助かっているのは皮肉です。
彼女の、無力ながらもプリンセスの前に飛び出す姿勢はいいですよねえ。
ちせ
ninjaというより武士ですかね。佐賀出身、彼女も国に帰ると訛ったりするのでしょうか。よかよか。
やっぱり九州方面の力が強そうな日本です。
ドロシー
アンジェがそつなく任務をこなすせいなのか、痛い目に合うことが多いように思えます。
しかしメイドに扮しながらも堀河公にあれほど大胆な接近ができるのは彼女だからこそです。
プリンセス(シャーロット)
血には慣れていないのですね。そしてアンジェの扱いが上手です。
感想
Ballet&Blade's Ballad
銃と剣のバラード。バラードとはゆっくりしたテンポの、感傷的でロマンチックな歌のことだそうです。
アンジェたち(銃)とちせ(剣)の出会いと少しの切なさと、話の内容まっすぐなサブタイでした。
メイドにぺらぺらしゃべる堀河公
ちょっと日本の情報管理はどうなってるのと思いましたが、わりと緩いところがあったのかもしれません。現在のリアル日本も含めて。
しかし4話を見る限り堀河公はくえない狸おやじかと思っていましたが、5話ではすっかり気のいいおじちゃんの様子でした。これが演技だったとしたら恐ろしいです。
ノルマンディー公はプリンセスがお嫌い
コントロールがプリンセスを手中にしているのは大きな手札ですが、彼女頼りに中枢へ入り込むのは難しそうです。立場が弱すぎます。
現にノルマンディー公はプリンセスを謀殺しようとしていましたし、アンジェは気が抜けませんね。