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アニメ感想・考察ブログ

リトルウィッチアカデミア15話感想

チャリオット・オブ・ファイヤー、火の戦車は旧約聖書に出てくるエリヤを召し上げたものです。エリヤは世紀末的な世の中で信心深かったとして、神の信頼が厚い人物です。また別の場面で、神を信頼する人間にしか見えないが、火の戦車が味方してくれるなんてこともありました。
また、上記火の戦車は太陽神ヘリオスの太陽の戦車との類似もあります。月を冠するルーナノヴァに太陽神とは、異質なクロワのことを表しているのかどうなのか。
アッコの前には姿を見せられなくても、信じてくれる彼女を守りきったシャリオは火のように輝いていた15話感想です。

リトルウィッチアカデミア15話「チャリオット・オブ・ファイヤー」感想

舞台

レイラインの仕組み

レイラインは元々イグドラシルだったんだそうです。はじめ地上にあったがだんだんと地中に残るのみになってしまったとのこと。「ニーベルンゲンの指輪」でも「そのうちに枯れてしまった」という表現が出てきますので、そこからとったのでしょうか。いつかの雑誌特集であった「イグドラシル概論」はこうした仕組みを研究する授業だったんでしょうかね。

そしてレイラインの枯れてしまった(と言われる)力が世界改変魔法であり、グラントリスケルです。7つの言の葉とシャイニィロッドがそれを封印から解けると。

登場人物

アッコ・カガリ

影響されやすい。今まで漠然とシャリオに会いたい!シャリオになりたい!だったアッコが、初めて明確な目標を得た今話。彼女がシャイニィロッドだとうまく魔法が使えるのも、杖の特性だと判明しました。信じる心があなたの魔法です。

ロッテ・ヤンソン

部屋で読んでいたのは「ナイトフォール」でしょうか、かわいい。アッコたち3人組は仲良くしていてもそれぞれ自分の時間を持っているところなんかがほどよい距離感でいいですよね。

ダイアナ・キャベンディッシュ

現代魔法には否定的な立場ですかね。彼女は由緒正しい魔女の血筋で天才という、保守派だったら担ぎ上げたいくらいの身分ですし、賢いダイアナはそれを理解しているでしょう。違ったタイプでの魔法の復活を目指していますから、なおさらかもしれません。

そしてクロワ先生の学生時代を調べるとは堅実な彼女らしいです。

アーシュラ・カリストゥス

意外と武闘派。どちらが彼女の本当の姿なのでしょうか、どっちもでしょうか。カリストゥスは「ワインコップが由来」とか出てきましたがよくわかりません。それより聖人に列されている「カリストゥス1世」のほうが「アーシュラ」的にも関係ありそう。ちなみにデュノールは「北」という意味ですので、これでシャリオ・デュノールとクロワ・メリディエスは完全に対を成している名前とわかりました。

クロワ・メリディエス

情報派。彼女の狙いはまた明かされるのでしょうね。クロワ分析のアッコ像は正確ですが、その裏にある彼女の魅力に気づいているのでしょうか。機械に頼りすぎるところがあるのなら、そこに付け入る隙がありそうです。

感想

7つの言の葉はルーナ文字で書かれている

そういえばルーナ文字を生徒で初めてすらすら読んだ優等生がいましたね…。グラントリスケル復活に知識と心が必要なら、誰かの力を借りる展開はありそうです。元々他者の助けをもらうのが得意なアッコのことですし。

シャリオ活動期間は学生の時

シャリオの卒業が2000年代ということに動揺を隠せませんが、それでも10年経っているんですもんね…。そしててっきり卒業後に魔法ショーをしているものと思いこんでいました。在学中にデビューって、学校は何も言わなかったのでしょうか?