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アニメ感想・考察ブログ

プリンセス・プリンシパル12話感想

少女だけどスパイ、スパイだけど少女。

彼女たちはまだ幼く、政治闘争の被害者になってしまうし国の形も変えられません。

それでも友達の心の壁を壊し、友達を頼ることを覚えた彼女たちはいつかきっと夢を叶えるのでしょう。若さがうらやましい。

Princess Principal最終回12話「case24 Fall of the Wall」感想

世界観

case1(2話) チェンジリング任務・プリンセスが仲間に

case2(3話) 紙幣の原盤取り戻す任務・ベアトが心を許す

case7(5話) ちせ加入・堀河公と知り合う

case9(4話) ケイバーライト試作品奪取・チーム名決定

case11(9話) ちせ決闘事件・リリに盗聴器しかける

case13(1話) エリック亡命任務

case16(7話) 毒ガスジャック事件解決任務

case18(6話) 暗号表入手任務・ドロシーの父死亡

case20(8話) オライリー卿亡命任務

case22(10話) 同窓会任務・Lがいなくなる

case23(11話) 暗殺任務・チーム白鳩解散

case24(12話) 革命阻止任務・チーム白鳩再結成

任務

革命(失敗想定)を起こし混乱が生じたところで王国へ攻め込む(軍部)

革命を阻止、プリンセスを救出する(コントロール

登場人物

アンジェ(シャーロット)

心を開いた。彼女が幼いころ願った「この国の壁をなくす」というのがプリンセスの原動力でした。久しぶりに会ったと思ったらアンジェちゃんが心を閉ざしていれば、プリンセスだって怒っちゃいますね。

ベアトリス

活躍すると信じてました。すっかりスパイになってしまって…。プリンセス第一主義は最後まで徹底していて気持ちが良かったです。

ちせ

さすがちせちゃんかっこいい。堀河公はなんだかんだでちせちゃんに甘いですよね。娘のような心持なのかもしれません。

国益より白鳩としてみんなのそばにいることを選んだちせちゃん。後世に謎の語り継がれ方をしそうです。

ドロシー

コントロール内がドタバタする中、7に協力していたようです。革命阻止の作戦に乗じてアンジェの素直な気持ちを吐露させるなどやり手です。さすが同期生き残りだけある。

プリンセス

彼女の決意はすばらしいものでした。アンジェが彼女に敬意を払って「プリンセス」と呼ぶのもわかる気がします。彼女は「アンジェ」と呼んで欲しかったのかもしれませんが。女王となった後は断頭台に消えようとしていたのは、自分がいなくてもアンジェさえ生き延びれば、という考えだったのでしょう。パラシュートに「生き延びて」と書いたことからもうかがえます。結局アンジェ至上主義。最高ですね。

感想

個人的な2人の国家的な野望

結局のところ、アンジェは「シャーロットと一緒にいたいがため」に壁を壊す願望を口にします。プリンセスもプリンセスで、様々な立場の人を見てきたから決意を固めた部分もあるのでしょうが、「自分がアンジェの夢を壊してしまったから」女王になり壁を壊すと言います。

2人とも見えているのはお互いだけなのですよね。それが国家を巻き込んだ一大事になっているのはやはりプリンセスの持つ立場によるのでしょうか。2人が同じ身分同士であれば、「私たちズッ友だよ」で終わった話です。

しかしお互いがお互いを想うあまりにすれ違ってしまったのがさらにややこしいところです。アンジェは心を閉ざし、ひたすらプリンセスと逃避行したいと考えているし、プリンセスはプリンセスでアンジェの幼いころの夢を叶えて堂々と2人でいたいと考えています。振り返ってみればこのプリンセス・プリンシパルはアンジェとシャーロットの友情に終始した物語だったのかもしれません。