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アニメ感想・考察ブログ

絶園のテンペスト12話感想

ポニテ葉風ちゃんかわゆい

絶園のテンペスト12話「しばし天の祝福より遠ざかり……」感想

 


しばし天の祝福より遠ざかり、なんてセリフシェイクスピアにあったかなーと思ったら、全く別のSF短編のタイトルだそうです。
内容が時間ループだと言うので今回にぴったりですね。

さて、供物を探す葉風、悩む吉野真広、すっかりひざをついて敗北モードの左門。
なんではじまりの樹とか絶園の樹とか理とか悩んでいるんだろう。
おそらくここでのはじまりの樹、絶園の樹=シェイクスピアで言う運命 なんでしょうね。
運命に翻弄されるのは悲劇の宿命なので逃れられないから、それだったらより好感を持てる運命に翻弄されたい、というのが真広吉野の考えでしょうか。
喜劇なら運命に勝てるんですけどねー。

葉風も自分のせいで愛花ちゃんが死んだのか悩みますが、これだけ供物が見つからないのだから…と納得しようとします。
ところが空を仰いだ葉風ちゃんの眼に入ってきたのは光る何か。
向かえばミサイルがありました。
不発弾とはいえ不用意に近づいたら危ないよー。

はい、戻ってきました葉風ちゃん。
これって洋服置いてけぼりじゃないのか=裸の葉風ちゃんきた!
とか考えてたらその通りになったので驚きました。
裸にコートっていうのもまたいいですねー。

左門はすっかりしょげちゃいました。
おまけに葉風に逆らえない。

葉風が戻ってくると状況は一変しました。
はじまりの樹が根を出して絶園の樹を食い散らかします。
絶園の樹も抵抗するので巻き込まれた人間は散々。
うーん、申し訳ないですが色と形で判断する限りはじまりの樹が完全に悪者。
どさくさにまぎれて哲馬は大変なことに、夏村は山本さんと良い感じに。すっかり明暗が分かれちゃいました。

影響は真広たちのところへも。
一族トップの葉風とそれに次ぐ左門さんがいるのですぐバリアをはってくれましたが、それでも心元ないです。
もう一度しっかりしたものをはりなおす、と葉風が言っていたあたりでバリアが崩れました。
どさくさで腹をやられている吉野。
ついでにやられる真広。
これも運命でしょうか。
これは致命傷じゃないですかねー。

しかし葉風は吉野の治療をしました。
左門にも真広の治療を命令します。おとなしく従う左門さん。
うう、中間管理職ですか。
まるで姫様が帰ってきてもう用済みになったから消されたみたいだと考える左門さん。
だが理をつかさどるはじまりの樹だったら、義理がたい葉風が吉野の治療に向かうことは把握済みではないのか。
むしろ狙いは葉風に魔具を消費させることと見えなくもない。
となれば吉野真広を殺そうとしたのは絶園の樹かもしれない。
それとも葉風の対応を無視してまで今ここで殺さなければならない理由があったか。
それほどまでに愛花ちゃんを殺した犯人をかばうのは一体誰か、なんの理由があってか。

明日からネット環境がない場所へ行くので今年の感想はここで終わりでしょうか。
ありがとうございました。